9話 ページ10
真白「おーい！早く着替えないとリハーサル始まるぞー！主役がいないと意味ないだろー！」
男子トイレの個室をひたすらとノックする真白。
私は中で着替えていた。
まぁ、リハーサルだから私の私服なんだけど苦笑
貴「わりぃな、真白。遅くなった。」
真白「急ぐぞ！」
私の手を握って走り出す。
これを人々は青春と呼ぶの？
貴「すいませんっ！遅くなりました！」
なずな「おー！お前かー！って女装？衣装か？」
貴「当たり前ですよ。それより、なんでいるんですか？」
なずな「放送委員の仕事でちょっと放送室に行くんだ。その途中？ににゃんか賑やかだから寄ってみただけりゃ！かわいいな！似合ったりゅぞ！」
全く嬉しくなんかないし。
ここでは私も男なんだ。
そうだ。
私は男だ！
貴「俺は男だ！かわいいって言われてもちっとも嬉しくなんかないんだぞ！先輩だとか関係ないんだからな！」
真白「そうやってすぐ怒るとことかに先輩にかわいいとかいって甘やかされるんだよ。」
ため息混じりで真白がそういった。
間違っていない。
クールにならなければいけないのだ。
男＝クールだぞ私！
北斗「おいゆう。そろそろ出番だぞ。準備しろ。」
貴「はい！！北斗先輩！」
タイミング良く来てくれた北斗先輩に最大の笑顔で笑った。
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真白「はぁ、、、。」
なずな「このままでいいのか？に〜ちゃんは知ってるぞ。ゆうちんは女やりょ？」
真白「はい。あいつは男ではありません。けどあいつはかっこいいですよ。ほんとうに。」
なずな「このままだとまた失敗するじょ。ともちんは本物の男だりょ？」
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作者名：赤羽アオカ | 作成日時：2016年9月30日 8時
