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小｜中｜大｜『また蝉が死んだ。』

夏休みが終わる頃には、暑さを強調するだけの蝉の鳴き声が遠く聞こえた。

高校一年生の夏も、高校二年生の夏も、
あっけなく死んでいく蝉の姿を眺めるだけであった。

必死に生きようともがく蝉を横目に、

「どうせすぐ死ぬくせに」

と見て見ぬ振りをして汗を拭った。

今、高校三年生の夏が始まろうとしている。

誰かが「高校二年生の夏が青春の賞味期限」だと言った。

それでも今さらになって逃げたくないと思う。
また蝉を死なせてはいけないと思った。


【蝉が死なない夏休み】


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私の中で一番青春の季節、『夏』をテーマにした初々しい小説を書きたくなり作ることにしました。

あくまでありがちな話で、現実を感じさせるリアリティーを大事にしたいと思い、衝動的な出来事はありません。
青春だなぁ、なんてしみじみした気持ちになれる小説を書けたらいいなあと思いました…

みなさんにも甘酸っぱくてきゅんと胸を打たれる青春があったのではないでしょうか？

青春をこれから迎える人も、過去に味わった人も、理想と現実を交錯しながら読んで欲しいです！





注意↓

原作と本作は一切関係ありません。執筆状態：更新停止中