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標的121 ページ34

主人公side



エレナ「うふふ、シエロったら
またGにからかわれたの?」


シエロ「ひどいのよ、あいつ!
隣にいたナックルやアラウディまで一緒に笑うし…」





明るい陽の差す、華やかな庭園。


そこの離れでお茶をする2人に…オレの宿主が近づいていく。





貴(また…この夢か。)




逃げることも、目をそらすこともできないオレは

ただ大人しく、目の前で起こる出来事を
漠然と眺めていた。





D「おやおや。お嬢様方はなにやら盛り上がっているようですね。」




シエロ「D!」


エレナ「あら、デイモン。
わざわざここまで来るなんて…何かあったの?」




尋ねるエレナさんに頷き、宿主がシエロを見る。




D「仕事ですよ、シエロ。
あなたのボスのコザァートがなにやら話があると。」


シエロ「とか言って〜、私とエレナがいちゃいちゃしてるのを邪魔しに来たんじゃないの?」





茶化すシエロの悪戯な笑みに、デイモンさんはニッコリと笑って返す。




D「そうかもしれませんね。貴女がここに来てから約1ヶ月
エレナは貴女につきっきりですから。

いつか婚約者の座を奪やれやしないかと
1人でヒヤヒヤしていますよ。」




デイモンさんのその言葉に、エレナさんはくすりと笑いながら声を上げた。





エレナ「まあ、貴方がそんなにヤキモチ焼きなんて知らなかったわ。

ごめんなさい、シエロ。
私は今から婚約者様の杞憂を晴らさなきゃ。」



シエロ「ええ、そうね。
私が浮気相手じゃないって証明してちょうだい。

それじゃ、どうぞごゆっくり。」




その言葉にエレナさんは笑って頷き、シエロはその場を後にする。



そして、デイモンさんがエレナさんの隣に座った。







D「…どうです、彼女は。」



遠ざかっていくシエロの背中を一緒に眺めながら、デイモンさんが口を開く。



その問いに、エレナさんは一瞬だけ間をあけて答えた。





エレナ「そうね…出会ったばかりのころとあまり印象は変わらないわ。
明るくて人懐こくて…素敵な友達よ。

俗に言う親友ってやつね。」




ニコニコとそう笑うエレナさんの回答にデイモンさんは「そうですか」と満足そうに頷く。




そんなデイモンさんに次はエレナさんが質問をした。





エレナ「貴方は…彼女をどう思う?」






いつの間にかこちらを向いていたエレナさんの瞳を見て、デイモンさんも少し間をあけてから答え始めた。

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らっく(プロフ) - 優さん» こちらこそ返信ありがとうございます。え、と…申し訳ないのですが去年からリクなどはお受けしておりません。作者の方から知らせがあった場合のみリクエストをお受けしております。ですが、ヴァリアーと主人公の絡みは面白いと思いますのでまた今度検討してみますね。 (2016年9月13日 21時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
- ヴァリアーの特別編、お願いします! (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
- 返信ありがとうございます♪ (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます!返信おそくなって申し訳ございません。現在7の方更新再開しましたので、どうぞ続きをお楽しみに! (2016年9月12日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
- いつも読んでいます!更新頑張ってください♪ (2016年9月5日 21時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年5月29日 22時

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