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標的122 ページ35

D「シエロは頭も良く、仕事も早い。
感情豊かな激情家と思えば…情に流されない理性もきちんと備えている。

仲間としては、他の守護者より信頼していますよ。」




そう言った言葉と共に、デイモンさんが思い出すここ1ヶ月のシエロの活躍がオレの頭にも流れ込んでくる。





潜入調査、交渉、ファミリーとの交流…



どうやら、シモン=コザァートは少数精鋭のファミリーを率いてイタリアを回っており

その間シエロは、規模が大きくなったボンゴレのサポートに徹していたようだった。





エレナ「貴方がそんなに褒めるってことは相当お気に入りなのね。

他の人たちとも仲良くやっているみたいだし、ジョットが彼女をスカウトしたのは正しかったみたい。」




D「ええ…私もそう思いますよ。
彼女は『虹の守護者』の名に恥じぬ働きをしてくれている。」





エレナさんの表情と、デイモンさんと共有している感情が…


どのくらいシエロを信頼し彼女を慕っているかを理解させる。




貴(シエロ…すごいな。
みんなに認められて、親友もいて…)




シエロについてほとんど知らないオレが、初めて知らされる彼女の活躍に感心していると

不意にデイモンさんが立ち上がった。





D「…おっと、申し訳ない。
私も仕事があるのでした。」



エレナ「あら、もう行ってしまうのね。
少しは杞憂が晴れたかしら?」



D「ええ。美しい婚約者に笑いかけられれば、私の悩みなどすぐに消えてしまいますのでね。

ですが…あまり、シエロとばかり仲良くしないでください。
また妬いてしまいますから。」





デイモンさんは一度だけエレナさんを抱擁すると、彼女に微笑みかけてからその場を離れていく。






D「…さて、ジョットと同盟ファミリーの式典について話し合わなければ。」




デイモンさんの足はまっすぐに、奥にあるジョットさんの部屋へと向かう。




少し歩いてから到着した重々しいドアの前に立ち止まると…

中からはジョットさん、シエロ、コザァートさん
3人の声がした。





ノックするために挙げた手を止め、デイモンさんが少し考える。





そして、出直そうとしてクルリと方向転換した瞬間…





ジョット「虹のリングを…封印する!?」






珍しく大きな声で驚くジョットさんの声が耳に届いた。





その声がデイモンさんの足を止め、もう一度ドアへと顔を向かせる。







D「虹のリング…だと…?」

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らっく(プロフ) - 優さん» こちらこそ返信ありがとうございます。え、と…申し訳ないのですが去年からリクなどはお受けしておりません。作者の方から知らせがあった場合のみリクエストをお受けしております。ですが、ヴァリアーと主人公の絡みは面白いと思いますのでまた今度検討してみますね。 (2016年9月13日 21時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
- ヴァリアーの特別編、お願いします! (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
- 返信ありがとうございます♪ (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます!返信おそくなって申し訳ございません。現在7の方更新再開しましたので、どうぞ続きをお楽しみに! (2016年9月12日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
- いつも読んでいます!更新頑張ってください♪ (2016年9月5日 21時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年5月29日 22時

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