《苦手克服》 ページ34
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「…協力？」
「そうっス！」
ヤル気満々な同じ学校の後輩とは裏腹に
話を聞いた橙色の髪の女は面倒そうな表情を隠しもせずに眉をひそめた。
それもそうだ。
バスケ部員にとって貴重な休日、
それも洛山ともなればかなり貴重であろう休日に公園に呼び出され
急に『笠松先輩の苦手克服に協力して欲しいんス！』なんて言われれば俺でも同じ顔をするだろう。
「ユッキー先輩が女子苦手なのは知ってるけど」
「でもAっちなら割と平気なんスよ！」
「いや、そんな荒治療するより徐々に慣らしたりした方が……」
「このままじゃ笠松先輩も後々苦労すると思うんスよ」
あぁでもない、こうでもない、と
俺のことで話し合ってくれているのは有難いが
「悪かったな。貴重な休みにこんな…」
「いえ、俺達は大丈夫です。丁度こちらに来たいと思っていたので」
隣で同じように腕を組んで２人を見守る赤司に若干の引け目を感じる。
俺の中の『赤司征十郎』とは印象がだいぶ違って
それはあのWC以降なんだろう。
「A、黄瀬。このままではラチがあかない。
要は最低限の会話程度が出来るようになればいいんですよね？」
「えっ？あぁ、…おう」
突然向けられた視線に少したじろいて控えめに首を縦に振れば赤司は何か考え込むようにして視線を外す。
本当にコレが黄瀬と同級生だったのか
チームメイトだったのか、立ち振る舞いや会話の節々から疑問が浮かんでくるが
それでも話している時の３人の笑顔を見ればその信頼関係は俺にもわかるほどで
「仲いいな、お前ら」
そんなことを思って見守る辺り俺は先輩らしいのだろうか。
「ユッキー先輩ジジくさい」
「ちょっ、シバかれるっスよ！」
「さすがに女子をシバかねぇわ！」
…あ、今1番先輩っぽい目つきで見守ってるのは赤司だ。
「とりあえず挨拶から始めよう」
俺が少しへこんでいるのにも構わず指揮をとる赤司に促され
橙乃と面と向かって立ち会う形になる。
「…」
「…」
「…」
「…あ、えー…っと、おっ…おはっ」
「ハイやり直し〜」
「えぇ！？」
自分から声をかけられた辺り褒めて欲しいところだったが
どうやらそうもいかないらしく、黄瀬までもが『やれやれ…』みたいに首を振ってやがる。
腹立つから蹴っといた。
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玲加 - やっぱり橙乃ちゃん可愛いですねぇ(*´ω｀*) (2015年12月13日 12時) (
レス) id: 6d2fbf750f (このIDを非表示/違反報告)
みゆ金魚(プロフ) - 秋捨さん» ありがとうございますっ！！そんなお言葉…本当に励みになります！これからもよろしくお願いします！ (2015年12月4日 8時) (レス) id: 2491f4371f (このIDを非表示/違反報告)
みゆ金魚(プロフ) - marupan@赤司様愛してます*。★さん» 待っておりますﾂｲﾂｲでもどこでも！← うふっ。この三角関係は俺得すぎてもうヨダレが(((← (2015年12月4日 8時) (レス) id: 2491f4371f (このIDを非表示/違反報告)
marupan@赤司様愛してます*。★(プロフ) - 更新された瞬間に見ました…！やっべえやっべえ神がおる((なに歯形って。え。え。可愛い過ぎか。語り足りないので続きはいつも通りﾂｲﾂｲの方で((( (2015年12月4日 1時) (レス) id: adb4ed548d (このIDを非表示/違反報告)
秋捨 - ずっーと愛読させてもらってます！なんかもう原作にしてアニメに組み込んでほしいくらいです(笑)もっともっと評価されるべきだと思っておりますｷﾘｯ イラストも大好きです(*´∀`*)これからも応援しています！長々とすみません (2015年11月27日 1時) (レス) id: 0ea50ef59d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゆ金魚 | 作成日時：2015年7月30日 1時
