白黒猫喰種化計画~計画実行~ (ページ12)

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計画100 ページ12

A「ア…アヤト……今日、一緒に寝たいんだけど…いいかな…」

絢都「き…奇遇だな…俺もお前と一緒に寝たい…」

私達はお化け屋敷を出た後でもくっついたままだった。

什造「最後は観覧車に乗りましょう」

遊園地の最後はやっぱり観覧車である。

普通は夜に乗るが、喰種がいるので夜まで営業出来ないらしい。

カレカノペアで乗り、その事について観覧車の中で話していた。

A「どうしてだろうね…喰種はただ生きるために必死なのに…どうやったら解決するんだろうね…」

絢都「……そんなの…世界の鳥籠を壊すしかねぇだろ」

A「鳥籠？」

どういう意味だろうか？気になったけど聞かなかった。

その理由は、何故かアヤトの顔がどこか寂しそうだったから。

すると、観覧車が揺れ始めた。

A「うわっ！」

絢都「A！」

私はアヤトに抱き止められ安定したが、揺れは収まらない。

数分後、揺れと観覧車の動きが止まった。

その二つの動きが止まっても私はアヤトから離れるどころかぎゅっと抱き締めた。

A『辛いことがあったら言って、私が出来るのはそれくらいだから…』

私は私なりにアヤトを慰めた。

絢都「A…」

アヤトは私に軽くキスをした。

そして耳元で囁いた。

絢都「……大好き」

そう囁いた後、アヤトは耳まで赤くなっていた。

私は顔を赤らめながらアヤトに向かって笑いかけた。

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