不運で冴えない自分と物凄く危険がいっぱいなヨコハマ【文スト】【男主】

6転び ページ8

「え、えっと、如何云う？」

さっきの言葉は自分一人の力じゃ全体を動かすのは無理みたいなあれじゃ？え？

「あ、済みません。若しかして武装探偵社について余り調べたりとかは？」
「して無いですが､､､厄介な仕事を受けるって事は。」
「あー､､､それなら仕方ないですね。武装探偵社は、異能力者の集まりみたいな感じです。」
「､､､え、ええええええええ！？」

そ、そんな事ってある！？めっちゃ恐れてた異能が此処に沢山ある！？

「ま、まま真逆とは思うんですが､､､お、お兄さんも､､､」
「はい、名乗って居ませンでしたね。ボクの名前は谷崎潤一郎です。まあ、異能と云っても戦闘向きでは無いンですが､､､」

戦闘向きじゃ無くても異能力者って時点で十分凄いよ谷崎さん。

「､､､そ、そう､､､ですか､､､」

多分今物凄い阿呆面な気がする。でも何かどんな顔したら良いのか分かんない。誰か助けて。

「ボクだけでは難しいですが、今日は依頼も少ないので、大丈夫ですよ。」
「あ､､､はい。」

何かもう予想外な事が多すぎてリアクションが無くなってる。一旦落ち着く為に頭を振っていたらまた声を掛けられた。

「初めまして。依頼ですか？」
「え、あ、そ、そうです。」

声を掛けられた事に驚き、矢鱈でかい荷物を持っているのに驚き、心臓に悪い。

「僕の名前は宮沢賢治と云います。貴方の名前は？」
「じ、自分は橘Aです。」
「そうですか、解決すると良いですね。Aさん。」
「は、はい。それと其の荷物､､､」
「あ、そうでした。それでは！」

､､､凄く、笑顔が眩しかった。

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