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｢はぁ…もう疲れたわ…｣
後から英智くんや渉くんが来て大変だった……。
｢テントの中はまだ照明が落とされて暗いから落ち着くのう♪｣
｢暗い事をいい事に近づかないでよ｣
零くんの肩をグイッと押し遠ざけると、あからさまに残念そうな顔をされるが流石に無視をする。すると後ろから晃牙くんの唸る声が聞こえ後ろを振り返った。
｢うう、うう〜〜｣
｢？あら、大丈夫？晃牙くん｣
｢食べさせて貰えない犬のように唸っておるのう、鬱陶しい。おしっこか？｣
｢うるせ〜な、肩と肩がぶつかってイライラすんだよ｣
｢じゃあ私の横にくる？｣
｢え、行く♪｣
｢貴方に言ってないわよ…あんずちゃんもこっち来る？手を繋いでないとはぐれそう｣
｢喜んで繋ぐぞい♡｣
｢ちょっ…｣
わざわざ恋人繋ぎをしてきてニコニコとした顔をしくっつかれる。人が多いからと言って本当にやめて欲しいと思い手を離そうとするがギュッと握られ離して貰えない。
｢………晃牙くん、あんずちゃんの手を握ってあげて…｣
｢あ？……しかたね〜な。ん、ほら｣
｢す、すみません……ありがとう…｣
｢お、大神く〜ん！僕の手を引いてっ！誰かにぶつかって眼鏡がズレる〜！！｣
｢あぁん？男の手を引く趣味はね〜んだよ。それでもfineを倒したユニットメンバーかよ。情けね〜な、こんな連中に倒されたアイツらも大したことね〜んじゃね？｣
｢そうかのう、我輩たちが知っておるfineより更に強大になっておろうがのう？
あいつらが、まがいものか、真の強者かこのサーカスで見定められよう。高みの見物じゃ〜、愉快じゃのう♪｣
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｢はぁ…何もしてないのに疲れたわ…腰が痛い｣
｢おばあちゃんみたいじゃのう｣
｢女性に向かっておばあちゃんとか不敬じゃぞ〜｣
｢安心せい、名前さんはいくつになろうと可愛いし美しいぞい｣
｢お前らなに言ってんだよ｣
｢ふふっ、晃牙くんもお疲れ様。それにしても今日のサーカス良かったわね。サーカスなんて初めて見たからとっても楽しかったわ♪｣
｢なら今度我輩と2人っきりで行かんかえ？とびっきり楽しい日にするぞい♪｣
｢自然にデート誘ってんじゃね〜よ、一応先生だろ｣
｢そうよ、晃牙くんの言う通りだわ。それにサーカス行くなら晃牙がいい｣
｢な、なんでじゃ？！｣
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作者名：X | 作成日時：2023年5月5日 21時
