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「こら、わんこ…Aさんが怖がっておるじゃろ…もう少し静かに入っては来れんのかえ?」



「はぁ??いやテメェなにここに女連れ込んでんだよ!!!!」



「どうじゃ、素敵な人じゃろう?我輩の最愛の人じゃよ♡」



「違うから」




「くくくっ、このツッコミ懐かしいのう」




「Aだあ?…………あーー、先生だったか?ずっと前、吸血鬼ヤロ〜が言ってたな……」




「あら、そうなの?……あ、自己紹介が遅れてごめんなさい。私は天野Aよ。貴方は大神晃牙くんね、とってもかっこいい名前ね」



ふふっ、と笑えば晃牙くんも「そうだろ!」当たり前だと言わんばかりに胸を張り、ハハッと笑った。。



「それにしても貴方、どこかであった事ある?」



「あぁん?俺様はお前と会うの今回が初めてだぞ」



「………………あっ」



Aはバサッと立ち上がり晃牙の近くに寄った。



「……晃牙くんの喋り方って前の零くんに似てるわね……可愛い♪」



「か、かわっ?!?」



「う〜ん、けど零くんの方が気さくな喋り方してるかも?でも貴方は貴方で可愛いわね」



「ッ〜、テメェふざけんな殺す!!!!!」



晃牙くんがギャーギャーと騒いでる後ろで、零くんは首を傾げ私達をまじまじと見た。



「……ふむ、夢にしてはできすぎた夢じゃのう……」



「あ?まだ寝ぼけてんのかよ」



「ふふっ、今日は学院に顔を出しに来ただけなの。明後日からまたここで働く事になるんだけどね。


だからよろしく、零くん♪」



「…………は?いや…」



「晃牙くん、少しだけ2人にしてもらってもいい?」



「あぁ?……あー、わーったよ」

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作者名:X | 作成日時:2023年5月5日 21時

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