だから、男だって言ってんだろ！【男主】

22:女じゃねー！ ページ28

？「やはり僕の目に狂いはなかった」


待って、俺男なんだけど！男に女装させないでほしい。





こうなったのも数分前。





部屋の奥に連れられたと思ったら服を着替えさせられ、髪も黒の長いウィッグを被せられ器用にメイクまで施された。
反論する暇もなかった。



？「あら、可愛いわ！」


『え、ありがとう』


？「ふふっ、私はマドモアゼル。よろしくね♪貴女のお名前は？」


腹話術かな……目の前の人から声が聞こえる。


『今日、転校してきた１年の西宮Aです。よろしくね、マドちゃん先輩』


マド「ほら、宗君もご挨拶しなきゃ」


？「…………手芸部部長をしている、３年の斎宮宗なのだよ」


３年生だったんだ………この人もキャラ濃いな。


マド「恥ずかしがり屋の宗君が挨拶するなんて、A君のこと気に入ったのね♪」


斎宮「ノン！勘違いしないでくれたまえ、マドモアゼル。この部の部長として挨拶したまでだよ」


もう、何があっても驚かないと思う(遠い目)。

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