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山之内「ぶふっ！」
白菊からの冷たい正論に山之内は笑いをこらえきれず吹き出した
トミー先生「どうかの初試合？とはいえ団体戦は5人が決まりじゃから生憎人数が足りん。個人戦で参加ということでどうじゃろう」
女子部員は顔を見合わせた
A「異論はありません先生」
トミー先生「では、決まりということで」
竹早「待ってください」
手を挙げた竹早は待ったをかけた
竹早「僕は個人戦には出ません、男子は団体戦にエントリーさせてください」
「「はぁ？！」」
当然男子経験者はここに4人しかおらず団体戦は不可能だと言うのに竹早が宣言したことで男子部員はどよめく
小野木「何言ってんだよ？！」
如月「4人しか経験者いないのに無理っしょ」
竹早「もう1人入部予定の者がいます」
小野木「あの腰抜けのこといってんのか？入るものか……」
竹早「湊は腰抜けじゃないし、必ず入部する」
小野木「……入ったところで俺は認めないぞ、あんなヘタクソ」
竹早「本来の腕前は湊の方が上だと思うよ」
竹早もイラっときたのか作った笑顔で言い返した
小野木「あぁ？」
だが小野木も同じくイラっとしてすごい剣幕で睨む
如月「はーいカットイーン！お2人さん、落ち着きなさいな」
笑顔と怒り顔の間に手を入れた勇者は如月だった
トミー先生「まぁ申し込みはまだ先じゃ、もう少しみんなで考えるがよかろう」
「「はい！」」
返事をしなかった小野木は竹早を後ろから見つめていた……
10ヶ月前＿＿
「桐先、今年もすごいな」
「大前の鳴宮って知ってるか？」
「いきなり出てきたよな、ここまで1射も外してない」
「皆中かよ」
「同じ桐先でも貴公子とは違うタイプだけど」
「なに、それ藤原くんのこと？」
「いいじゃん別に」
「鳴宮、藤原を抜くかもな」
「そこまでいくか？」
「でも貴婦人様には届かないよなー」
「さっきの女子団体で落にいた桐先の九条さん？」
「男女の部は別だから一戦交えるわけじゃないけどもし同性だったらって思うとな」
「藤原よりうまいんだろ？」
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作者名：奏 | 作成日時：2023年1月24日 8時
