九条の貴婦人 (ページ3)

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竹早「ナウなヤング……」

山之内「ミッション？！なんスかそれ！！」

トミー先生「ここではまずい、少し付き合ってくれんか？」

トミー先生はそう言い残しAと共に歩き始めたが鳴宮たちはどうするか足が止まっていた

が、山之内はミッションが気になるようで鳴宮の腕を掴みAたちの後を追い、その後を竹早はゆっくり歩き追い始めた

トミー先生「そのミッションとは再生じゃ、生まれ変わらせることじゃ」

山之内「蘇生術的な？転生とかゾンビ的なことスか？」

トミー先生「当たらずとも遠からずじゃな」

しばらく歩いていくと人気のない場所、なにかの道場らしい建物と芝生が隣接している場所に着いた

トミー先生は鍵を開けて中へ入るよう促した

トミー先生とAに続き真っ先に入った山之内は道場の中から見える芝生一面……いや、安土をみていたのかもしれないが感動のあまり「すんげー！！」と詠嘆した

遅くから入ってきた鳴宮は目を輝かせた

トミー先生「せっかく弓道場があるというのに弓道部は暫く部員が1人もおらんかった……そこで校長先生がわしに風舞高校弓道部再生のミッションを下したというわけじゃ」

未だ見惚れる鳴宮を嬉しそうに微笑んだトミー先生は弓道部と書かれた木製看板を持ちあげた

山之内「よぉし！！俺！中学の武道の必修で中2の後期から弓道やってたんスよ！」

竹早「遼平が？」

山之内「うん！高校でもやれたらいいなと思ってて！……っは、トミー先生！この2人、湊と静弥は2人とも弓道めっちゃすごいんスよ！」

肩を組まれ前にズイッと押された2人はなんで知ってるのという顔をして山之内を見た

トミー先生「経験者という話はAさんから聞いておったが2人はいつから弓道を？」

山之内「中学の時から弓道部ッス！九条さんも一緒にやってたんだよね！いつから弓道してるの？」

A「小3からよ」

山之内「はや！！すごいね九条さん！」

トミー先生「なんと4人もいっぺんに経験者が見つかるとは！入部希望の女子もおるという話じゃし……うん、もはやクリアしたも同然」

その時何か言いたげだった湊が口を挟んだ