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「歴が違うんだよ」
「小学3年かららしいぜ」
「顔も美人だし、狙ってる男多いだろうなー」
「藤原くんと付き合ってる噂なかった？」
「貴公子と貴婦人ってこと？」
「いや、それはデマだが九条さんに彼氏がいるのはほんとらしい」
「おまえ弓道歴の話といい恋愛の話といいどこから仕入れてくるんだその情報」
「俺狙ってたのになー」
観覧席で小さく会話をする中鳴宮は全射的の真ん中に中り皆中した
だが、県大会決勝鳴宮は調子を崩した
会についてすぐ離れた矢は安土に届かず早く離れたため二番で弓を引く静弥は少し驚いた
結果12射中6中して石川第一に負けた……＿＿
それから数日後、鳴宮は自分の弓具を持って弓道場に訪れた
鳴宮「部に入るつもりはないとか俺はもう弓引きじゃないとかいろいろ言ったけど、やっぱり俺弓が引きたいんだ。今までの態度は謝罪します……俺を入部させてください、お願いします！」
そういい鳴宮は頭を下げた
竹早「もちろん異存はないよ」
A「反対する理由はないね、お帰り湊」
竹早「ようこそ風舞弓道部へ、戻ってきてくれて嬉しいよ湊」
山之内「よぉし！！これから一緒に頑張ろうな！湊！入る気になってくれたってことはその早気ってのもばっちり治ったってことだもんな？」
山之内は鳴宮の肩を組みながら話し出す
鳴宮「いや、早気は治ってないんだ」
山之内「え、そうなの？」
竹早「そんなに簡単に治るもんじゃないのはわかってるよ、ゆっくりやればいいさ」
小野木「治ってないのにおまえは部にのこのこ入ろうってのか？」
あまりいい気はしない様子の小野木の顔は怖い
鳴宮「……あぁ」
小野木の眉間に皺が更に寄った
その様子を近くで見ていた山之内は2人の顔を交互に見て心配の顔をする
放課後、弓道部員は弓道場に集まり準備をしていた
如月「え、今日俺的当番だっけ？」
白菊「えぇ」
如月「あーごめん！じゃあ今から」
花沢「もう鳴宮くんが全部付けちゃったよ」
如月「わぉ！鳴宮ー！メッハー！的付けは鳴宮はしてくれたんだ、サンキュ！」
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作者名：奏 | 作成日時：2023年1月24日 8時
