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学生食堂にて男子5人はうどんを前に手を合わせていた
小野木は割り箸を研ぎ、山之内は油揚げを食べ、竹早はマイ七味を振りかけ、如月は汁を飲み、鳴宮はうどんを箸で掴んだ
小野木「っていきなり七味かよ？！」
竹早「海斗は潔癖すぎ」
山之内「揚げからいくだろ？」
如月「そこは汁からっしょ」
鳴宮「いや、普通うどんからいかない？」
そんな男子たちを見ていたAたちは声をかけた
A「何をやってるの？」
如月「ただいま練習中」
妹尾「なんの？」
如月「息合いの」
如月の言葉にAたちは首を傾げ男子の前に座り昼食のお盆を置いた
鳴宮「マサさんがさ、5人揃うことが大事って言ってたから」
山之内「普段から意識しろってことも」
白菊「それでおうどんですの？」
竹早「なぜかね」
山之内「試しに打ち合わせゼロでやってみたんだけど」
鳴宮「全員バラバラでびっくりした」
その間もずっと竹早は七味を振りかけ汁が赤に染まっている
小野木「びっくりしたのはこっちだっつぅの！いきなり味変とか失礼だろ！」
竹早「七味を入れないうどんは画竜点睛を欠く」
竹早の言葉に山之内は頭がテンパる
如月「あ〜始まったよ七味談義」
鳴宮「うどんからいくのが普通だと思ってた」
白菊「ていうかこれじゃあ息合いも何もないですわね」
白菊の正論に男子はピシッと固まり竹早は「まったくだね」と七味を振りかけ続けた……
放課後の部活で男子は鳴宮のスマホを囲み知らない高校の試合様子を見ていた
白菊「まだやってますわね」
妹尾「息合いって揃えばいいってもんじゃないと思うんですけど」
滝川「まあな」
妹尾「教えてあげないんですか？」
妹尾の問いに滝川は様子見と答えた
花沢「それは職務放棄っていうんじゃないですか？」
滝川「それは違うな、試行錯誤させるのも指導の内だ」
だが小野木に合わせて5人立をするも通常以下の的中となった
滝川「腹を見せてみろ！」
Aたちが矢取りから戻ると滝川の言葉で花沢は矢を落とした
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作者名：奏 | 作成日時：2023年2月6日 10時
