【SERVAMP×カゲプロ】ﾍﾞﾙ「つばきゅんがメカクシ団に興味を持ったみたいなんだよォ！★」 ｶﾉ「w」

影の正体は？ ページ9

？「まいったなァ、まさかボクの尾行がバレるなんてさァー……☆」


ｶﾉ「お前誰だよ」


ﾍﾞﾙ「ボクは“串刺公”ベルキア☆★得意芸は串刺し芸☆」


そう言って、ニタリと笑った


ｶﾉ「ふざけんなっ！今すぐその子から離れろっ‼」


今にもベルキアに飛び掛かりそうなカノ


ﾍﾞﾙ「おォっとォ！あんまり派手なマネしてっとォ、この子串刺したぞォ？★」


更に首に剣をあてられるA、恐怖のあまり涙を流していた


ｶﾉ「っ！くそっ！」


こうなってしまった以上、カノには成す術が無いように思えた


ｶﾉ「なーんて、このボクが諦めるとでも思った？」


そう言った刹那、ベルキアは背中に鋭い痛みを感じた


ﾍﾞﾙ「なっ………にィッ!？………」


先程まで、そこにいた筈のカノの姿が、今はベルキアの背後にあり、ナイフでベルキアの背中を突き刺していた


その拍子に、ベルキアは地面へと倒れ、剣もカランッと落ちた。その隙にAを助け出したカノ


ｶﾉ「大丈夫？もう怖くないよ」


Aは恐怖で体が小刻みに震えていた


そんな彼女を優しく抱きしめ、言葉をかける


どうやら、男は死んだのだろう、今はピクリとも動かなかった


が、しかし


A「…………っ!？カノっうしろっ‼」


ﾍﾞﾙ「死ねェッ！クソガキがァッ‼」


なんと、死んだ筈のベルキアが剣を二人めがけて振りかざしていた


カノ「っ！」


間一髪でAを庇いながら避けたカノ


ﾍﾞﾙ「ッ‼人間の癖に結構動けるんだァ！ちょっと意外なんだけどォ………☆」


あんなに深くナイフを突き刺したにも関わらず、ベルキアは死ぬどころか、ピンピンしていた。それどころか、傷も血痕すらも消えていた


無理な態勢から避けたことにより、足を捻ってしまったカノ、このままでは、走って逃げることは難しい


カノ「……………いっつー、結構派手に捻ったなー……」


A「カノ…………」


カノのパーカーをぎゅっと掴むA


ｶﾉ「大丈夫、僕がいるからね？」


A「うん…………」


カノはベルキアを睨み付けた


ｶﾉ「それで、君は一体何者なの？刺し傷がそんなすぐに無くなっちゃうなんて、人間じゃあ有り得ないことなんだけど？」


なるべく、Aを庇うような態勢をとりながら話すカノ


しかし、ベルキアから告げられたのはカノ達の想像を絶するものだった


ﾍﾞﾙ「ボクは人間じゃない、ボクは吸血鬼だよォ☆★」

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