【SERVAMP×カゲプロ】ﾍﾞﾙ「つばきゅんがメカクシ団に興味を持ったみたいなんだよォ！★」 ｶﾉ「w」

迫り来る影!？ ページ8

A「それで、今日の任務は何だったの？また、危険な依頼受けてないでしょうね？」


学校からの帰り道、大通りには人がごった返していた


ｶﾉ「んー？今日の任務は、ある組織からデータの入ったチップを盗んでくるだけだったから、全然危険じゃないよ？」


A「十分危険だよ!？見つかったらどうするの？」


ｶﾉ「大丈夫だって！ずっと組織の人間に欺いてたから、バレることはないよ！」


A「だからって……………私嫌だよ、カノが、ううん、カノだけじゃない、皆が傷付くのは……………」


ｶﾉ「本当にAは優しいよねー？でも、心配してくれてありがとう！」


クスクスと笑いながらAの頭をくしゃくしゃと撫でた


A「もー！子供扱いしないでよー！髪が崩れちゃうよー！」


ｶﾉ「あははっ、ごめんこめ……………っ‼」


カノの顔から急に笑顔が消え、後ろをちらちら見た後、いきなりAの手を掴み


ｶﾉ「A、こっち」


と言って、すぐ近くの路地裏に駆け込んだ


A「え？ちょっ、カノ!？」


入り組んだ路地裏を右へ左へと走るカノ達、時折カノが後ろを振り返りながら、二人はどんどん路地裏の奥へと進んでいった


カノは路地裏に詳しいから、きっと今の所在地が分かっているのだろうが、カノに手を引っ張られているAはここが何処なのかさっぱり分からなくなっていた


ある角を曲がって、カノは止まった


壁越しに今来た道を伺っているようだ


A「ね、ねぇカノ、急にどうしたの？」


不安げにカノに尋ねるA


ｶﾉ「つけられてる………」


A「えっ！」


ｶﾉ「さっきから誰かにあとをつけられてるみたいなんだ。」


A「嘘……」


ｶﾉ(学校にいた時から、視線と気配を感じてはいたんだよなー。敵組織かな？だけど、今日の任務はずっと欺いていたはず、バレるようなことは………それとも他の任務の時かな？だったら結構厄介かもしれないなぁ、ついてないな、折角Aと二人きりで帰れると思ったのに………)


ｶﾉ「あれ？A……………」


ふと、気が付いた時には自分のパーカーの裾を握っていた筈のAの手の感覚がなかったのと同時に背後にただならぬ気配を感じた


ｶﾉ「っ!？＿＿＿＿＿Aっ‼」


振り返ると、そこにはピンク色の髪の毛をポニーテールにまとめ、シルクハットを被った燕尾服姿の男とその男に手で口元を押さえられ、首には剣をあてがわれたAの姿があった

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