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ストーリー87 ページ37

火「えー、マヨネーズこんだけかよ。もっと入れよーぜ」

あ「これで十分です。」

ジャガイモも冷め、他の料理もほぼ仕上がり、あとはポテトサラダの味付けだけです。

私がマヨネーズを入れ、火神くんが混ぜます。


火「っし。味見味見ー。」


混ぜ終わったようで、とても嬉しそうな顔で味見をする火神くん。


火「んま!Aのポテトサラダだ!」


そう言った火神くんは、ニシシ と笑ってお皿に盛り付けていきます。


………あ。


あ「火神くん。おでこについてますよ。」


味見のときですかね。まるでやんちゃ坊主のようです。


ここここ と自分の顔を指差し、付いている所を火神くんに伝えます。


火「………。」
あ「…?どうしたんですか?」


ぽかーん となんとも言えない表情でフリーズしている火神くん。


火「……そこは、顎だろ。」


と言って、火神くんは顔に付いていたポテトサラダを取ったんですが…


「「…………。」」


一瞬、2人の間の時間が止まり…



あ「((かあああああ」


わたしの顔が沸騰するほど赤くなったのを合図に、沈黙が破れました。


火「ぶわっはっはっはっはっ!ここはおでこか?おでこか?」


ほれほれ と自分の顎をさしながら近づいてくる火神くん。



……ま、まちがえたっ…。不覚っ…。


ばばっ と赤くなっている自分の顔を手で隠します。


しかし、火神くんはそれを許してはくれません。


火「隠すなよ。」


すぐにわたしの両腕を掴み、ばっ と開いて顔を覗き込み、Aの赤面とか、レアもんだなぁ。と言いながらニヤニヤしてきます。


あ「は、離してくださいよっ」
火「やだ♪」


抵抗はするものの、全く歯が立ちません。


このっ、馬鹿力がっ…!



火「可愛いところもあるじゃねぇか」
あ「うるさいです!」


キッ と火神くんを睨むも、わたしよりはるかに背の高い火神くんに対してだと、全く迫力はなく…


火「…おまえ、それ逆効果。」


と、なんだか逆に自分の立場を不利にしてしまったようで、火神くんは、さらにグッ と私との距離を縮めました。


あ「ちょっ…!」

慌てふためく私はお構い無しに、私の両腕を掴んでいた手を、私の頬へと移動させ優しく包み込み、伏し目がちに近づいてきて…



え……、ちょっ、むりっ……!



ぎゅっ と私が目をつぶった瞬間…

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美友 - いつも更新されてるかなって見に来てます。続き早く見たいので、更新頑張ってください。 (2018年1月14日 0時) (レス) id: e7a5b55c2b (このIDを非表示/違反報告)
makanyan - 続き早く見たいです! (2017年10月18日 8時) (レス) id: d834349331 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:14がすき | 作成日時:2017年9月21日 21時

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