ストーリー28 ページ28
あ「…まあ、いいです。それではとりあえず、こちらのかごをお願いします。」
と言って、2つに分けて入れたカゴの両方を大輝に渡します。
ちょっとした仕返しです。
青「って、全部かよ!!」
あ「どうしても手伝いたくて私のあとを追ってきたようなので」
青「…へいへい。持ちますよ」
あ「ありがとうございます。」
そして、なんだかんだで大輝は優しいです。
___________
大輝に持たせたカゴのひとつを再び自分で持ち、肩を並べながら大輝と歩きます。
青「…なあ、A」
他愛もない話をしながらほのぼのとしていたのですが、大輝がその空気に少し緊張感を走らせます。
あ「はい?」
青「………明日、さ、俺の試合見に来てくんね?」
……………。
あ「分かりました。何時からですか?」
青「………へ?」
私がそう答えると、随分とまぬけな声を出した大輝。
あ「ちょっと…、なんですか、そのリアクションは」
誘ったのは大輝じゃないですか。
青「あ、や、いや、その、随分とすんなりしてんな、と思ってだな…」
Aなら、めんどくさいとか言って即断ると思ってたぜ、…なんて言う大輝。
まったく、いつもの偉そうな態度はどこへ行ったのやらですよ。
あ「この前約束しましたからね。自分のした約束は必ず守る主義ですよ、わたし。」
青「…なっ// (くそっ…。さっきのは忘れてたくせによ、ずりぃヤツ…//)」
……?
何やら赤面している大輝はとりあえず無視して
あ「それでは明日、応援しに行きますね。」
青「お、おうっ…//」
私がそう言い、とっても浮かれた様子の大輝を見ていると
なんだか、授業参観に親が見に来てくれるのを喜ぶ小学生を見ているようで、
とっても微笑ましかったです。
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桜川 侑香 - 青峰がマジかわゆす。つか、高尾ちゃんマジハイスペック。好きだぁぁぁぁぁぁ(殴! (2017年9月15日 20時) (レス) id: ab5fb01835 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者) - 最初はキセキの世代大好きだったけど祥吾の事好き過ぎてキセキの世代嫌いになった特に赤司と青峰と黄瀬嫌い (2017年2月1日 21時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:14がすき | 作成日時:2017年1月23日 20時