season1 オレがTruth Love を知った訳(黄瀬涼太)

久しぶりの部活で(黄瀬side) ページ41

文化祭まであと5日。今日は日曜日で丸１日部活だ。
準備も順調なので、今日は文化祭の準備は無しにすることになった。



で、今は昼休憩が終わって午後からの練習が再開するところなんだけど・・・



笠「誰かA知らないか？さっきから見当たらないんだが・・・」


中村「スポーツドリンクを作りにいったとかではないんですか？」


森山「いや、あそこにカゴあるよ。タオルもあるし・・・」



確か昼休憩の途中で外に出てったッスよね？ってことは・・・


黄「あ〜、オレ心当たりあるんで行ってくるッス。」


森山「なら、俺も一緒に・・・」


笠「2人もいらねぇーよ。じゃ、黄瀬頼んだ」


黄「うーす」



体育館を出たオレは目的の場所に向かう。休憩中にAちゃんが行く場所って
いったらあそこしか考えられない。


その部屋の前に着き、ドアをスライドさせる。棚の間をぬっていくと、
7、8つくらい机が並んでいる。その中で窓側の机の一つに小さな背中が見えた。


近寄ってみると、やっぱりAちゃんだった。大正解ッスね。オレ。


ここは図書室だ。Aちゃんは本を読むのが好きで、よく図書室に行っている。
教室にいなかったら、図書室を探せ！というくらい。




後ろ姿を見たときは、本を読んでいるのかと思ったけど近寄ってみたら違った。


腕を組んでまくらにして寝ていた。


横に本があるから、読んでいる途中に眠くなって寝てしまったんだろう。




にしても、



寝顔超かわいいッス・・・。

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