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おはよう ページ34

「ギャー!!」


私は、ナルトとサクラの悲鳴によって目を覚ました。

なんだよ煩いなぁ……。


『……あれ、体動かない…。』

「そりゃ俺が乗ってるからな。」


声のした方を首だけで見ると、私のお腹の上に小さくなった銀が乗っていた。

なるほど。通りで重かったわけだ。


銀が私から降りたため、体を起こして銀を抱っこする。


「A!目が覚めたのね!」

『お陰様で。で?ここは?』

「わしの家じゃ!」

『あ、無事着いたんだ。良かった。』


首をキョロキョロ動かすと、隣でカカシ先生が何やら考え込んでいる。


ってか、先生いたんだ。気づかなかったわ。


「どうしたんだってばよ!先生?」

「ん?ああ……死体処理班ってのは、殺した者の死体はすぐその場で処理するものなんだ……。」


……ん?ってーことは、あのお面の子……。


先生が言うように、殺したの証拠なら首だけで足りる…。父さんが兄さんにしたように…。


「それと、問題は追い忍の少年が再不斬を殺したあの武器だ…。」


あれはただの千本……。となると……うわぁ…考えたくもないな……。


「まさか…」

『はぁ……めんどくせぇことになった……。』


全く分かってないのが三名。分かってるのが二名。


「おそらく、再不斬は生きてる!」


その言葉にあからさまに驚く三人。そりゃ無理もない。


「どーゆーことだってばよ!?」

「カカシ先生、アイツが死んだのちゃんと確認したじゃない!!」

『っ…!』


二人の叫び声が頭に響き、頭を抑える。久しぶりに鬼神眼使ったから、かなり体にきてるのかな……。


私はそのままぼふっと後ろに倒れた。


「A!?大丈夫か?」

『叫ばないで……。頭痛くなる…。』


そう言って顔を顰めたら、どういう訳かサスケが私の方に来て、頭に手を乗せてきた。

え。何。怖っ。


ちょっと待ってサクラの目がやばいからお願いサスケやめて本当。


だがそんなことを言える気力もなく、ただ銀を抱く力を少し強くした。


そんな何とも言えない状況で、カカシ先生の話を聞く。

あー……めんどくせぇ………すごいめんどくせぇ。できれば死んでてくれ。死んでないだろうけど。


「先生!出遅れる前の準備って何しておくの?先生とーぶん動けないのに…。」

「お前達に修行を課す!!…っと言っても、Aは無理か?」

『大丈夫です。寝れば治る。………多分。』


私だけ遅れをとるわけにはいかない。誰よりも強くならなきゃ、何も守れないもの。

イナリ→←カカシ先生



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- うおっめっちゃええやん・・・この作品一気に読み進めよー! (2021年10月6日 18時) (レス) @page2 id: cfd8dfa5f7 (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - ミルク さん» まさか2年前の作品にコメントが来ると思わず、びっくりしてしまいました!昔書いたものなので今よりももっと拙い文章ではありますが、参考の域をこえなければ、参考にしてくださって構いません。私も嬉しい限りです! (2020年10月31日 16時) (レス) id: 1084e77889 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - 作品を読んで感動しました!作品を参考してよろしいですか?? (2020年10月31日 12時) (レス) id: 243dd4bfbb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍夜 | 作成日時:2018年5月26日 22時

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