試験の答え ページ14
その後サスケがカカシ先生に突っ込んで来たのだが、あっという間に組み敷かれた。
「お前ら忍者なめてんのか?あ!?なんのために班ごとのチームに分けて演習やると思ってる。」
それを考えたから答え分かったんだよね。私。
みんな分かんないって顔してるな。シカマルなら一発で分かったんだろうけど。
「お前らはこの試験の答えをまるで理解していない……。」
「答え…!?」
「そうだ。この試験の合否を判断する答えだ。」
「だから………さっきっからそれを知りたいんです!」
「ったく、A。説明できるか?」
私!?めんどくせー……。
でも、ま、いっか。
『この試験の答えはチームワーク。チームワークは忍者にとって個人技能より最も重要視されるもの。』
『鈴を三つだけにしたのは、わざと仲間割れでも起こすためだったのかな。そんな試験内容の中でチームワークを優先できる者を見てた…ってとこ?』
「その通り。それなのにお前らときたら。サクラ。お前は目の前のナルトやAの誘いじゃなく、どこに居るのかも分からないサスケのことばかり。」
「ナルト!お前は一人で独走するだけ。」
「サスケ!お前は三人を足でまといだと決めつけ個人プレイ。」
「Aはもう少し根気よく誘ってみるのも良かったかもな。」
なるほど……。根気よく誘ってれば折れてくれたかもしれないもんな…。
そこは反省しなきゃ。
「チームワークを乱す個人プレイは、仲間を危機に落とし入れ殺すことになる。」
例えば
そう言ってサスケの首にクナイを突きつけ、ナルトを殺すように指示を出す。
任務は命懸けの仕事ばかり。
それは、私もよく知っている。
一人でも輪を崩してしまえば、どんなにその状況がこちら側の有利な時だからといえ、勝算は少なくなる。
先生の言う通り、無理な二択を迫られたりしたら、それこそ終わりだもの。
先生はサスケの上からどけると、石の前まで移動した。
「これを見ろ。この石に刻んである無数の名前。これは全て里で英雄と呼ばれている忍者達だ。」
これを聞いたナルトは、俺もそこに名を刻むとはしゃぐ。
知らないのか。ここに刻まれている人のこと。
「が、ただの英雄じゃない……。」
「へーえー!!じゃあどんな英雄達なんだってばよォ!ねえ!ねえ!」
「任務中殉職した英雄達だ。これは慰霊碑。この中には俺の親友の名も刻まれている……。」
『えっ…。』
慰霊碑だとは知っていたが、思わず小さな声が出た。
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眠 - うおっめっちゃええやん・・・この作品一気に読み進めよー! (2021年10月6日 18時) (レス) @page2 id: cfd8dfa5f7 (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - ミルク さん» まさか2年前の作品にコメントが来ると思わず、びっくりしてしまいました!昔書いたものなので今よりももっと拙い文章ではありますが、参考の域をこえなければ、参考にしてくださって構いません。私も嬉しい限りです! (2020年10月31日 16時) (レス) id: 1084e77889 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - 作品を読んで感動しました!作品を参考してよろしいですか?? (2020年10月31日 12時) (レス) id: 243dd4bfbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍夜 | 作成日時:2018年5月26日 22時