ナルトと我愛羅 ページ8
我愛羅side
俺は木ノ葉の下忍から頭突きをくらい、互いに地面へと転がり落ちた。
…何故…こいつはこれほどに強い…！？
｢…俺の存在は消えない………消えないのだ！！消えてたまるか！！｣
俺がそいつを睨みつけ叫ぶと、呻きながらも顎だけを使い俺に近づいてくる。
それを見て、俺は少し怖くなってしまった。
｢くっ…来るな！！｣
そう叫んだ俺を、そいつはとても悲しそうな顔で見つめ、口を開く。
｢…一人ぼっちの…あの苦しみはハンパじゃねーよなぁ…。お前の気持ちは…なんでかなぁ…痛いほど分かるんだってばよ……。
けど……俺にはもう大切な人たちが出来たんだ…俺の大切な人たち…傷つけさせねぇ……。
でなけりゃーお前を殺してでも…俺はお前を止めるぞ……。
でも…それじゃあAとの約束……破っちまうから…。約束したんだ……お前を助けるって…。｣
そう必死に訴えてくるそいつに、俺は率直な疑問を覚えた。
何で＿＿＿＿
｢何で、お前は他人の為にここまで…それに約束だって……ただの言葉じゃないか……。｣
｢一人ぼっちのあの地獄から救ってくれた……俺の存在を認めてくれた…大切な皆だから…。
Aは…俺を信じてくれた……最初から俺を…信じてくれてた……ただそれだけだ……。｣
その言葉を聞いて、俺の脳内に夜叉丸の言葉が再生された。
"…自分の身近にいる、大切な人に尽くしてあげたいと慈しみ、見守る心…。"
｢…愛情……。｣
そうか…。
だからこいつは、強いのか…。
そう思った時、俺の体から力が抜けていった。
長年抱えていたものが、すっと体から抜けていく。
うちはサスケがその横に行き声をかければ、そいつは安心したように笑い、動かなくなった。
その時テマリとカンクロウがやってきたが、俺はもう戦う気なんてなかった。
｢もういい…ヤメだ。｣
…うずまき…ナルトか……。
いつか…俺にも…愛情を感じることが……できるだろうか…。
｢テマリ…カンクロウ。済まない……。｣
｢べ……別にいいって…。｣
俺が謝れば、二人は戸惑ったようにそう言った。
Aにも……また会った時謝らなければ…。
"我愛羅！一緒に遊ぼ！"
"う、うん。…ねぇ……あのさ…Aは僕が怖くないの……？"
"？何で？私は我愛羅の従姉弟だよ！怖くないに決まってるじゃん！むしろ大好き！！"
"そ、そっかぁ…！えへへ……！"
あの日の俺達のような、仲のいいただの従姉弟に戻るために＿＿＿＿
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ヒメ(プロフ) - いえいえ。とても面白いですよ！ (2019年5月18日 21時) (
レス) id: 78831db6d6 (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - ヒメさん» コメントありがとうございます！楽しい、大好きと言っていただけるだけで、それが励みになります！本当にありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2019年5月1日 22時) (レス) id: 4ffe17b14f (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - 雪華さん» メモしたのですが、こちらからではコメントを消せないみたいなので、そちらの方で消してもらってもよろしいですか？お手数お掛けしてしまいすいません。 (2019年5月1日 22時) (レス) id: 4ffe17b14f (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ - すごく楽しいです！作ってもない私がいうのもなんですが、きっと作るのに苦労をしていると思います。私はこの小説が大好きなのでこれからも頑張ってください！！応援してます！ (2019年5月1日 20時) (レス) id: 78831db6d6 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 藍夜さん» 出来ました!タイトルは木の葉隠れの氷華族の少女です。パスワードはkonohaです。メモしたらコメント消して下さいね。 (2019年4月30日 23時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍夜 | 作成日時：2018年12月11日 20時
