行方 ページ35
あれから綱手様に七班がどこにいるかを聞きに行くと、カカシ先生と演習場に行ったらしい。
それを聞いた私は、最初の演習の場所へと向かった。
そこにいなかったら、また別なところに行くとしよう。
私が着いた頃にはもう夜が更けていた。
ナルトとサクラの姿を見つけ、木の上から演習を見守る。
サスケはどこだろう。別なところにいるのかなぁ。
初めて同じ班になった時みたいに、鈴を取るのね。あの時は私だけだったけど、きっと皆なら取れるよ。
そして夜明けも近くなってきた頃、二人は動き始めた。
カカシ先生の真正面からか……。まあ弱点見つけてたみたいだし、大丈夫かな。
何か策はあるんだろう。
「今よナルト!」
「行くぞ!カカシ先生ェ!イチャイチャタクティスの最後のオチはァ!実は、主人公がァ…」
あー、なるほど。自来也様の弟子だからナルトはオチを知ってて、まだ読み終わっていないであろうカカシ先生はそれを聞くまいと耳を塞ぐ。
そして、写輪眼だと口の動きだけで言葉が分かるから写輪眼の方を瞑る。
よって、両手と写輪眼が使えなくなると。
そしてまんまとそれに引っかかる先生。
「へへ…忍者は裏の裏を読むべし。」
「ねっ、先生!」
二人の連携はすごいものだけど、カカシ先生の弱点は本当に大きな穴ね。
成長したなぁ、二人とも。チームワークもしっかりしてるしね。
サスケがいないのが気になるけど…。体調でも悪いのかな?
笑いを堪えるのに必死だった私は、もう堪えきれずに吹き出してしまった。
『ふっ、あっははははは!!』
「「「!!」」」
『あーあ、駄目だ!ふふっ、カカシ先生は変わってないね!あはははは!!はーあ!ナルトとサクラは成長してるのに!』
木から降りて三人の前で大笑いすれば、皆驚いた顔をして全く動かない。
だいぶ笑いも治まってきて、普通の笑顔を皆に向ける。
『久しぶり!』
「A!!」
そう言ってナルトは抱きついてきた。
サクラも涙を流しながら、私の元に寄ってくる。
「すんげぇ、すんげぇ心配したってばよォ……!お前ってば、俺が修行から帰ってきても起きてなくて…!でも、でもっ!帰ってきたその日中に起きて良かったってばよォ…!!」
「もうっ!心配したんだから……!Aまでいなくなったらどうしようって……!!」
私まで……?誰かいなくなったの?
嫌な予感が襲ってきたが、ずっと気になっていたことを口にした。
『…ねぇ、サスケはどうしたの?』
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ヒメ(プロフ) - いえいえ。とても面白いですよ! (2019年5月18日 21時) (レス) id: 78831db6d6 (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - ヒメさん» コメントありがとうございます!楽しい、大好きと言っていただけるだけで、それが励みになります!本当にありがとうございます!これからも頑張りますね! (2019年5月1日 22時) (レス) id: 4ffe17b14f (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - 雪華さん» メモしたのですが、こちらからではコメントを消せないみたいなので、そちらの方で消してもらってもよろしいですか?お手数お掛けしてしまいすいません。 (2019年5月1日 22時) (レス) id: 4ffe17b14f (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ - すごく楽しいです!作ってもない私がいうのもなんですが、きっと作るのに苦労をしていると思います。私はこの小説が大好きなのでこれからも頑張ってください!!応援してます! (2019年5月1日 20時) (レス) id: 78831db6d6 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 藍夜さん» 出来ました!タイトルは木の葉隠れの氷華族の少女です。パスワードはkonohaです。メモしたらコメント消して下さいね。 (2019年4月30日 23時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍夜 | 作成日時:2018年12月11日 20時