秘伝の術 ページ29
邪鬼眼をマスターしてから少し休憩をとり、また修行を開始した。
「よし!次は一族秘伝の術だね!Aは樹海縛りはできるんだよね?」
『うん。小さい時教えて貰ってたから。』
「だよね。じゃあ、簡単に言えばそれの応用かな!今から教えるのは、俺達鬼門一族に代々伝わる木遁の封印術だよ。
一回やって見せるね。」
そう言って、兄さんは床にクナイを置いた。
そしてを邪鬼眼を開眼させ印を組み、手を思い切りついた。
「樹林封印!!」
すると、木々がクナイを置いた場所から出てきて、クナイに絡まりそのまままた沈んでいった。
なんだか、とても凄い術……。
「とまあ、こんな感じかな。邪鬼眼で確実に相手の動きを止めて、そこに向けて木を伸ばす。
邪鬼眼を最初に覚えたのは、このためね。
そしてこの術の凄いところは、封印したら絶対に封印が解けないところ。
この術は、俺達鬼門一族じゃないと解くことができない代物なんだ。解除の印は至って普通。だけど、鬼門一族のものじゃないと反応しない。
だから、使い方次第には強いよ、この術は。元の世界に凶悪な敵が出てきたとして、それを永遠に封印しておくことができるからね。」
そんな凄い術が……一族に……。なんだか、あまりにも凄すぎて理解が追いつかない。
でも、これを覚えておけば大蛇丸を何とか出来るかもしれない。
サスケを、大蛇丸に渡さなくて済むかもしれない。
『兄さん!!早く教えて!!』
「ははっ、そう焦るなよー。他にも術があるから、それ全部見せてからな?多分、お前ならすぐに覚えるだろうし。
なんてったって、飛雷神の術を覚えられたくらいだしね!
あれよりは難しくないんじゃないかな。まあ相性とかもあるんだけどさ。」
そう言いながら、さっきの封印を解除しクナイを手に取る。
他にもあるって、どういうのがあるんだろう。
「もう一つの秘伝の術は、木遁・紫樹折々。これは紫色の木が出てきて、相手の骨をへし折る術。
まあへし折るに限らず、拘束したり檻を作ることができる。こんな風に。」
兄さんは自分の分身を三人作り、一人の腕を折り、一人は拘束し、一人は檻の中に入れた。
使い方は自由なのかな。でも、腕を折る方では使いたくないかも。
「これは特に何も開眼しなくていい。後は俺の考案した術を教えるけど、それは秘伝の術を完璧に覚えてからな!」
頑張ろう!と突き出してくる兄さんの拳に私の拳も合わせ、元気におうっ!と返事をした。
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ヒメ(プロフ) - いえいえ。とても面白いですよ! (2019年5月18日 21時) (レス) id: 78831db6d6 (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - ヒメさん» コメントありがとうございます!楽しい、大好きと言っていただけるだけで、それが励みになります!本当にありがとうございます!これからも頑張りますね! (2019年5月1日 22時) (レス) id: 4ffe17b14f (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - 雪華さん» メモしたのですが、こちらからではコメントを消せないみたいなので、そちらの方で消してもらってもよろしいですか?お手数お掛けしてしまいすいません。 (2019年5月1日 22時) (レス) id: 4ffe17b14f (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ - すごく楽しいです!作ってもない私がいうのもなんですが、きっと作るのに苦労をしていると思います。私はこの小説が大好きなのでこれからも頑張ってください!!応援してます! (2019年5月1日 20時) (レス) id: 78831db6d6 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 藍夜さん» 出来ました!タイトルは木の葉隠れの氷華族の少女です。パスワードはkonohaです。メモしたらコメント消して下さいね。 (2019年4月30日 23時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍夜 | 作成日時:2018年12月11日 20時