惚れたもんは ページ21
シカマルside
オヤジと忍者登録室に向かう途中、ナルトに会った。
｢何でお前がこんなとこいんだよ？｣
｢そっちこそ！何でこんなとこに来てんだってばよ。奥は忍者登録室があるだけだろ！？｣
｢実は、ちょっとめんどくせーことになっちまってよ。｣
｢？なんだってばよ？｣
すると、オヤジが若けー女に様をつけて頭を下げた。
なんだ？あの女。
｢おい、ナルト。若けーくせにあの偉そーな女誰だよ？｣
｢新しい火影だってばよ。それと、ホントはああ見えて50代なんだぞ！｣
げっ！マジかよ！あれで50代だぁ！？
俺が一人驚いていたら、ナルトは術を見せびらかすなと怒られながら去っていった。
｢あの女が五代目になるんだってよ。何者だあの女？｣
｢お〜いシカマルよォ。あの人ぁ…この世で、一番強く美しい女だぜ〜…。なんせ"三忍"の紅一点だからなぁ…。｣
あの女、結構すげー奴なんだな…。
｢あ〜あ…女が火影かよ。女ってのはどーも苦手なんだよな。ワガママで口うるさいしよ…。
みょ〜にさばさばしてる割にやたらつるむし、仲いいんだか悪いんだかよく分からねーし…。
大体男が自分の思い通りになると思ってっからな。とにかくめんどくせーぜ女は…。｣
俺がそう言うと、オヤジはやれやれという顔をした後、口を開いた。
｢シカマルよォ…女がいなきゃ男は生まれねーんだぜ。女がいなきゃ男はダメになっちまうもんなんだよ。
どんなにキツイ女でもな〜、惚れた男にゃ優しさを見せてくれるもんだ。
お前も年頃になりゃ分かる。｣
そう言ってオヤジは歩き始めた。
いつも母ちゃんに頭上がんねーくせによく言うぜオヤジの奴…。
そう呆れていれば、ああそうだ。と言って歩みを止めて、俺の方を振り返った。
｢Aのことは、女でも面倒くさく思ってねーんだろ？まあ、惚れちまったもんは仕方ねーよな。
取られねーように、早めに告白しとけよ！｣
｢ばっ！オヤジっ！なんで知って！！｣
顔に熱が集まり、自分でも赤くなっているのが分かる。
それを見たオヤジはニヤリと笑った。
｢んなのお前が小さい時からしってるっての。知らなかったのはお前とAぐらいだぜー？
おっといけねぇ！お前はこれから、用事があんだろ？じゃ、俺は先に帰るぜ〜。母ちゃんにどやされっから。｣
話を切り替えるようにして、オヤジは去っていった。
女がいても駄目になる男もいるってことだな…。
とりあえず、登録室行く前に顔の熱冷まさねぇと……。
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ヒメ(プロフ) - いえいえ。とても面白いですよ！ (2019年5月18日 21時) (
レス) id: 78831db6d6 (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - ヒメさん» コメントありがとうございます！楽しい、大好きと言っていただけるだけで、それが励みになります！本当にありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2019年5月1日 22時) (レス) id: 4ffe17b14f (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - 雪華さん» メモしたのですが、こちらからではコメントを消せないみたいなので、そちらの方で消してもらってもよろしいですか？お手数お掛けしてしまいすいません。 (2019年5月1日 22時) (レス) id: 4ffe17b14f (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ - すごく楽しいです！作ってもない私がいうのもなんですが、きっと作るのに苦労をしていると思います。私はこの小説が大好きなのでこれからも頑張ってください！！応援してます！ (2019年5月1日 20時) (レス) id: 78831db6d6 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 藍夜さん» 出来ました!タイトルは木の葉隠れの氷華族の少女です。パスワードはkonohaです。メモしたらコメント消して下さいね。 (2019年4月30日 23時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍夜 | 作成日時：2018年12月11日 20時
