銀の力 ページ12
少し心が落ち着いてから、兄さんはこれからする修行について話し始める。
｢Aは、銀の力を使っただろ？｣
『うん。でもそのすぐあとあたりに血がたくさん出てきちゃって…。それって、何か関係あったりする？』
｢そうだな。Aはまだ力を使い慣れてなかったから、体が対応できなかったんだろ。
だからこれから、銀の力を使っても体に負担がかからないようにする修行と、鬼神眼を使ってもすぐにバテないようにする修行。
それと、鬼門一族秘伝の忍術と、邪鬼眼の正しい使い方を教える。
まあお前は物覚えもいいし、それはすぐに終わると思う。それで、俺の考案した術も教えよるよ。｣
そして兄さんは準備が出来たら呼んでと言い、どこかに消えてしまった。
準備って言ってもなぁ……。特にすることもないし、もう呼んでもいいんだよね。
ふと足元に視線を落とすと、そこには私の着替えが一着置いてあった。
これって、あれよね。私が小さい頃に着てた修行着。しかもサイズは今の私にピッタリ。
……着ろって意味だな。現実世界じゃないのに着替えるって、なんか不思議な感覚。
そう思いつつ、藍色で染められ背中に家紋があるそれに袖を通す。
なんか、だいぶ懐かしいな。
『兄さーん。準備出来たー。』
｢よし、それじゃ始めるか！｣
いきなり出てきた兄さんに驚きつつも、私達は修行を開始した。
兄さんと修行をするのは本当に久しぶりで、もうずっと叶わないと思っていたこと。
それがこうしてかなっていることは、とても嬉しい。
私が目覚めるまでの期間だけど、こうして居られるのも悪くない。
｢うーん、やっぱり体術とかチャクラコントロールはしっかりしてるんだよね。でも、銀の力を使う時はそうはいかないんだ。
銀は俺達でも計り知れないほどの力を持ってるからね。下手をすれば死ぬ可能性だってある。
だから、銀の力を使った状態で銀のチャクラをある程度抑えたり、銀のチャクラを自由自在にしなくちゃならない。｣
……力とチャクラって、なんの違いがあるのかしら。能力とかが力で、ナルト的な感じで言うと普段が青なら紫色のチャクラって感じかな。
それを自在に操らなきゃいけない。
『……なかなか、難しそうだね。』
｢ちょっ、せっかくの可愛い顔が台無しだよ？眉間のシワ伸ばして伸ばして。
まあ難しいは難しいけど、これが出来たら鬼神眼なんて簡単だからさ。頑張ろう！｣
兄さんのこの感じは、昔と何も変わらないなぁ。
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ヒメ(プロフ) - いえいえ。とても面白いですよ！ (2019年5月18日 21時) (
レス) id: 78831db6d6 (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - ヒメさん» コメントありがとうございます！楽しい、大好きと言っていただけるだけで、それが励みになります！本当にありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2019年5月1日 22時) (レス) id: 4ffe17b14f (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - 雪華さん» メモしたのですが、こちらからではコメントを消せないみたいなので、そちらの方で消してもらってもよろしいですか？お手数お掛けしてしまいすいません。 (2019年5月1日 22時) (レス) id: 4ffe17b14f (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ - すごく楽しいです！作ってもない私がいうのもなんですが、きっと作るのに苦労をしていると思います。私はこの小説が大好きなのでこれからも頑張ってください！！応援してます！ (2019年5月1日 20時) (レス) id: 78831db6d6 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 藍夜さん» 出来ました!タイトルは木の葉隠れの氷華族の少女です。パスワードはkonohaです。メモしたらコメント消して下さいね。 (2019年4月30日 23時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍夜 | 作成日時：2018年12月11日 20時
