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赤ちゃんがえりなんて・・・私、聞いてない! ページ3

とりあえず、幼児化したフィリップに朝ごはんを食べさせ、適度に相手をしながら案件の書類に目を通す。


「しょぉたろ、だれかきたぉ??」


30分もした頃、足元で俺の靴をいじっていたフィリップが顔を上げた。

ドアに目をやると、ちょうど亜樹子が入ってくるところだった。


「翔太郎君、フィリップ君、おはよー!」
「ああ」
「おはよぉ、アキちゃん」
「へ?」


舌っ足らずなフィリップの声に亜樹子が固まる。

・・・しまった、亜樹子になんも説明してねぇ。


「あ、亜樹子!・・・ちょっとこっち」
「ど、どどどどどういうこと、翔太郎君!?なんでフィリップ君があんなに幼く見えるのー!?」
「落ち着けぇ!」


スッパーン!!気持ちいい音が事務所に響いた。スリッパで叩かれたことで正気に戻った亜樹子に事の説明をする。


「・・・で、俺が起きた時にはもう幼児化してたんだ。特に変なモンも食ってねぇし、とりあえず様子見てる」
「ふぅん、そういうこと」


さっきまでテンパってたクセして、もう落ち着いている亜樹子を横目で見ながらフィリップを手招きして呼んだ。


「フィリップ、俺は今日ペット探しでな、ここにいられないんだ。代わりに亜樹子にいてもらうから大人しくしとけよ」


小さい子に言い聞かせるのと同じように告げると、ウルウルした目で俺を見上げる。


「しょぉたろ、いなぁの?」
「おう」
「しょんなぁ!ボク、さみしい・・・」


いつもより可愛いフィリップに、つい、一緒に来るかと言いそうになるが、そこをグッとこらえる。


「行ってくる。亜樹子、よろしく頼むな」
「任せて!こんなに可愛かったらお世話のしがいもあるしね♪」


調子に乗る亜樹子に若干の不安を覚えつつ、ハードボイルダーに乗って、でかけた。




読んでいただきありがとうございます!こんな駄文でも読んでくださる優しい方々、
よろしければコメや評価など・・・お願いいたしますm(_ _)m
  by作者 あやのん

Let’sお世話♪→←フィリップの赤ちゃんがえり!?



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ゆーじぃ(プロフ) - あやのんさん» 分かりました!また見に来ます♪ (2015年5月9日 22時) (レス) id: 876c545365 (このIDを非表示/違反報告)
あやのん(プロフ) - ゆーじぃさん» ありがとうございます!更新頑張りますんで、よかったらまた見にきてください(^ ^) (2015年5月6日 21時) (レス) id: ce3e1232f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじぃ(プロフ) - とっても面白いです!サイコー!! (2015年5月6日 21時) (レス) id: 876c545365 (このIDを非表示/違反報告)
あやのん(プロフ) - 仮面探偵さん» コメントありがとうございます!翔ちゃんかっこいいですよね〜(^ ^)今でも大好きです! (2015年2月16日 11時) (レス) id: ce3e1232f7 (このIDを非表示/違反報告)
あやのん(プロフ) - 瀬田さん» コメントありがとうございます!はい、頑張ります!でも、ネタがあまり出てこないので、リクエストとかあったらコメントして下さい!できる範囲で書きます! (2015年2月16日 11時) (レス) id: ce3e1232f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやのん | 作成日時:2014年3月25日 21時

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