私たちの彼氏が似過ぎる件について。【おそ松さん】

7話だ…by傀夢 ページ9

紅稀side

松代さんが「今日は泊まっていって〜」と言っていたので、あたしと明音は松野家に泊まることになった。


『松代さん…ありがとうございます……』


「いいの〜いいの〜！気にしないで〜」


松代さんは優しい。___________いや、松野家は優しい家族だ。


『……あかねん、泊まることになっちゃったね……』


「しょーがないよ…もう遅い時間だし…」





でも…



あたしは内心嬉しかった。

彼氏の家に泊まることが出来る……こんな機会、滅多に無いと思う。



『……嬉しい…』


「何がだ？」


『は…？』


「ん？どうしたんだ…？チョロ松girl」


あたしの独り言をォォォォオ！！
青いのに聞かれてただと！？
最悪だァァァァア！！！！


『……別に、あんたには関係ない』


「そんな悲しい事を言わないでくれ……」


『……あーもう！！チョロ松と一緒に居られて嬉しいんだよ！』


青いのがシュンと悲しそうな顔をするもんだから、つい本音が出てしまった。


『あ…』


「そうか……やはり、紅稀はチョロ松girlだな！」


『うっさい！』


青いのとはいえ、チョロ松に言われたみたいで、恥ずかしかった。

あたしはその後、何も喋ることなく縮こまって部屋の隅にいた。

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