私たちの彼氏が似過ぎる件について。【おそ松さん】

に、22話です…by honey ページ24

明音side


え、逆ドッキリ…？

いや、考えるな私…。
許してもらうにはこの手しかない…。


でも……


と悩んでいる時、紅稀が私に囁いた。






｢…親友の力、見せてやろーよ…｣




紅稀が黒い笑みを浮かべる。









小学生時代___


運動会の二人三脚の時。
私達は、負けていた。


｢明音、親友の力見せてやろーよ!!｣


『そうね、驚かせてあげましょ！』


たしか、逆転したんだよな…



中学生時代___


紅稀がテストで困っていたんだ…

分からない文章題見つめながら、紅稀が言ってたこと。


｢親友の力…見せてやろーよ！！｣


『そうねぇ、驚かせてあげましょ。』


90点台とってたっけ…。



高校生時代___


文化祭、他校から来た不良に友達が絡まれていた。


｢…親友の力、見せてやろーよ…｣


『…そうね、驚かせてあげましょ…』


不良を通報されない程度に追っ払った。

…この時、゛最強の二人組゛って名付けられた。


　






そして今…。

私が返す言葉はただ1つ…。




『…そうね、驚かせてあげましょ……』

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