赤司征十郎の憂鬱 ページ9
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「それで、だ」
「まだ続くのか」
もう将棋を指す雰囲気ではない。
赤司が悩むと面倒臭いということを緑間は知っているため、出来るだけ早急に解決してほしいと願った。
期待も虚しく、緑間のことなど露知れず語り始める。
「ずっと、考えていたんだ。
だって、そうだろう？下着だぜ？」
「おい、赤司。お前、キャラどうした」
「ずっと考えていた。どう返せばいいか。練習中も、集合の合図を掛ける時も、Aにスポドリを貰う時も」
「…さらっとカミングアウトをしたけれどいいのか。いいんだな？
というか、練習の時ぐらい忘れろ。そんな心境で指示を飛ばしていたと知った俺の気持ちも考えて欲しいのだよ…」
「すまない、ちょっと混乱しているんだ」
キセキのインテリ組と称される彼らであったが、実は根っからのボケである。
だいたい、悪ノリした黒子がボケてそれに青峰が乗り、愉快犯の赤司乗っかって緑間が巻き込まれる。さりげなくボケる紫原をたしなめる桃井と、Aもその茶番に参加するため、末っ子気質だった黄瀬のライフはもう０よ
そんなボケ、というかツッコミがいない状態の彼らに手助けをする者はいない。
黄瀬がいたなら、早く返すっス！と早急に事に走るが、今回いるのは緑間だ。
この手の話で一番使えない、スーパー初心な副部長。
「そうだな、だから昨日はあれだけ可笑しかったのか…」
「何がだ？」
「黄瀬のスポドリを飲んだり、青峰のタオルを使ったり、明らかにサイズが違いすぎる紫原のジャージを着たり」
「おい、最後悪意あっただろ」
思春期といえど、成長期真っ只中ではないようだが、それをネタにされるのは頂けないと赤司より高い位置にある緑間の顔を睨む。
そして、コホンと一つ咳払いをすると、机の横にかかっていた紙袋を掲げた。
「…おい」
「どうした？」
「まさかとは言わんが、それは…」
「正解。流石僕の真太郎、頭が良いね」
何故か変わっている呼び方に、コイツはこういう時があるのだと半ば呆れながら、取り敢えず考える努力をした。
まさか。その、まさかだ。
ということは、その中に、
「うん。一昨日、昨日と渡せなくて今日まで来たんだけど」
「さっさと返せ馬鹿め！」
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歯茎 - もう更新されないのでしょうか？🥹 (10月7日 7時) (
レス) @page10 id: 71e3afebe3 (このIDを非表示/違反報告)
春来るみつば - 赤司の思春期、マジウケwwあと、雑談のところ、私も同感です。これからもがんばってください！ (2017年4月11日 19時) (レス) id: d855b9db72 (このIDを非表示/違反報告)
綵架(プロフ) - 充さん» 返信が遅くなってしまい、本当にすみません！ そう言っていただけて、とても嬉しいですヾ(*´∀｀*)ﾉ 更新遅くなってしまい本当に申し訳ないです……<(_ _)> (2016年3月30日 13時) (レス) id: 82a595c217 (このIDを非表示/違反報告)
綵架(プロフ) - 華奈さん» 返信が遅くなってしまい、申し訳ありません！ 赤司様の可愛さは異常ですよね( *´艸`) 更新するのが遅くなってしまい、大変申し訳ありませんでした<(_ _)> (2016年3月30日 13時) (レス) id: 82a595c217 (このIDを非表示/違反報告)
充(プロフ) - ふおぉぉぉ！！！！めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！ (2015年11月10日 17時) (レス) id: 72a20980cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綵架
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayakamakar1/
作成日時：2015年10月15日 20時
