【Ｕ−１７日本代表】 白キ帝王と白ノ女帝。【新テニプリ】

十七話 ページ22

なるべく夜は深い眠りにつかない様にする。



前にも言った通り、深い眠りに入るとまたあの夢を見てしまうから。





だから、眠るのは明け方。

数十分程度。





何時もそうやって学校へ行く。

おかげで朝は眠気が素晴らしいです。




夕方になると段々と目が覚めて来るのですが・・・・。

部長に、最近授業中意識が朦朧としてるんじゃねーのと言われてしまう始末。





数十分でも寝ると何時も通りに生活出来ますが、時々途轍もない疲労感に襲われる時があります。



そうなると倒れてしまう様ですが・・・・。









現在、合宿場に向かうバスの中。


・・・・世界がやや回って見える模様。






いえ、まだこれ位だったら大丈夫ですね。









別にバスに弱いという事では無くて。









・・・まぁ問題は有りますけど。








佐野「ね、ね、ちょっとコレ可愛く無い？」


・・・・そう、問題は佐野さん方の世に言うガールズトークというものですよ。






もう少し。ほんの少しで良いので声量を下げて欲しい。





私が通っているテニスクラブは他校の方達(殆どがお嬢様校に通う方々ですが。)
が、全て併合された団体、『詩櫻女子テニスクラブ』。通称『Ｓ女テニスクラブ』。


しかも氷帝からのが圧倒的に多い。






女子で強いのは此処だけに等しいので、私も通っていますが・・・・。




実力は完全に別けられており、見た目だけのお嬢様と、実力主義のお嬢様とに分けられています。







私はお嬢様でもなんでも無いのですが、まぁ、実力はＳ女にはあるので。






・・・・と、その中の氷帝メンバーも、一緒のバスな訳で。




部長、良く承諾しましたね・・・。







佐野さん方はスマホを見せ合いながら話に花を咲かせている。







率直に言うと・・・・『煩い』んです。









・・・・やっぱりあの時部長に、個人で行くと伝えれば良かったですね。









ああ、合宿場まであとどれ位なのか・・・。

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