【Ｕ−１７日本代表】 白キ帝王と白ノ女帝。【新テニプリ】

十五話 ページ20

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貴女「っ！！！」



ガバッ！





何時もだったらまだ醒めない夢が、昨日偶々掛けた目覚ましによって強制的に醒めた。


きちんと閉めたカーテンを透いて、薄暗いやんわりとした光が差し込んでいる。







気が付けば自分は汗だくだった。

頬から滑り落ちるのは大粒の汗。
動悸も激しくて、まだ少し目の焦点も定まらない。




・・・・私は何をしているのだろうか。




今は何時だろう。

壁掛け時計に目をやると、まだ夜中の３時。






私は・・・《これ》が怖いから・・・夜がなかなか眠れない。







ひとたび寝てしまうと毎回この夢に魘された。






どうしようも無くて。



怖くて怖くて仕方無い。





でも、誰にも言えなかった。



だってこんな事、言ってしまったら皆気味悪がるに決まってる。







・・・だって言える訳無いじゃないですか。









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家族全員巻き込まれたのに、私だけ兄さんに助けられて軽傷で済んだ事とか、








青学で人を病院送りにした、とか。

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