【Ｕ−１７日本代表】 白キ帝王と白ノ女帝。【新テニプリ】

十三話 ページ18

貴女side



・・・・思わず逃げて来てしまいましたが・・・。


これからどうしましょうか・・・。




皆さんはもう帰ってしまったようですし、家に帰っても何もする気にはならない。


氷帝の練習に顔を出してみましょうか・・・？



ですがつい先程佐野さんに、部長に近づくなと言われてしまったばかりですね・・・。





う〜ん・・・・。









―――――ｐｒｒｒｒｒｒｒ・・・・






貴女「え？・・・・電話・・・・？」


・・・？誰から・・・・




貴女「・・・・・！」


取り出したスマホのディスプレイに映ったのは、





≪通知：平等院鳳凰(師匠)≫






という文字。





し、しょう・・・？

どうして・・・。今、海外遠征してるハズでは・・・・？





―――ピッ






鳳凰『Aか。急で悪いが・・・――――――』

貴女「はい。・・・・・・え？・・・・・・は、はい・・・。解りました・・・」







・・・・本当に、急ですね・・・。




師匠からの話の内容、それは・・・。


《Ｕ‐１７日本代表合宿に中学生を参加させる》という事と
《私が所属するテニスクラブがマネとしてその合宿に参加する事》。




・・・・はい？ つまり・・・？






私『も』Ｕ‐１７合宿に行く・・・？さ、佐野さん達と・・・・？




貴女「・・・・・・・・・」




鳳凰『・・・おい、大丈夫か。何も心配する事は無い。俺達もどうせ戻るのだからな』




・・・はっ。


貴女「・・・本当ですか」




鳳凰『ああ。それに合宿には入江や鬼も居る。なにも問題はあるまい』



貴女「そうですけど・・・」




・・・本当に大丈夫なのでしょうか・・。

私は兄さんについて行っていたので、合宿自体何も問題はありませんが・・・。



問題は・・・・佐野さん達ですかね。





・・・入江さんや鬼さんに、見られたくは無い。







悲劇のヒロインを演じたくは無い。

だって私は強いから。


自分一人で、何とかしてみせる。





師匠に解ったと伝えて、私はスマホの通話終了ボタンを押した。







前代未聞の中学生参加。


コーチの皆さんは大丈夫でしょうか・・・。





中学生参加なら、青学や、立海、氷帝、それに四天宝寺もきっと参加されるでしょうね・・・。


でしたら今氷帝に戻らなくてもいいですね。
抑々私氷帝内ではマネージャー役ですから。








・・・では、家にでも帰りましょうか。




はぁ、どうしてこうなってしまったのでしょうか。

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