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十一話(本編再開です) ページ16

貴女「そ、そんな事より・・・・。

どうやって来たんですか?・・・女帝さんは何故蔵りんさんに・・・?」



白石「・・・解ったからしーちゃん。蔵りん呼びだけは止めてな?」



そうだ。

どうして、女帝さんは蔵りんさんを呼んだのだろうか。


全国大会も終って皆さん疲れていると思うのですが。
まぁ確かに此処は四天宝寺からは近いと思いますけど・・・。




白石さんは咳払いをして、話し始めた。


・・・・そこで咳払い要りますか?






白石「あんな・・・女帝ちゃんな、当たり前のように・・・・





テレパスっちゅーもん使うてきよたで・・・?」





・・・・・は?


・・・女帝さん、不思議なお方だとは思っていましたけど、これは・・・・。



貴女「・・・・自分が恐ろしいですよ・・・」


白石「はははっ。あぁ、後は『アンタが一番無駄なく来られるでしょう?』っても言うてたなぁ」


貴女「・・・何かすみません」

・・・何ですかその理由。
蔵りんさんに失礼ではないですか?



白石「いや別にしーちゃんが謝る事無いやろ・・・。実際謙也とかだったら慌てて自分より

遅く来ることになってそうやし・・・」



本当にすみませんと返すと蔵りんさんはそれこそ慌て始める。


・・・私は自分自身に色々と突っ込みたいですよ。しかしやっているのは別人格。

あまり記憶は無いに等しいですが・・・。




はぁ、と重い溜息が零れる。



白石「しーちゃん、抑々どうしてあんな事になったんや?しーちゃんやったら、あんな事・・・」



ふと蔵りんさんが誰でも聞いてくるであろう本題を投下した。
・・・・・・。


貴女「私の不注意でした。倒れてくるハズが無いと高を括っていた、私のミスですから」


白石「せやけど!」


貴女「本当に大丈夫ですからッ!!」




ぐわん。辺りに声が反響する。


・・・・やってしまった。

ですが本当に私のミスですから。だって、佐野さんがこんな事する筈無いじゃないですか。



きっと、わざとなんかじゃ、無い筈なんですよ。





白石「し、しーちゃん・・・」

貴女「すみません、急に大声出してしまって。もう大丈夫ですから。

ここまで運んで頂き、有難う御座いました。四天宝寺の皆さんにも、宜しくお伝え下さい」



起き上って、逃げる様にその場から離れた。









・・・蔵りんさんが何かを言っていた様な気もした。

十二話→←番外編:夢主幼児化現象



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紅蘭(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2019年7月26日 21時) (レス) id: c067e04ee5 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 続きみたいです!!楽しみにしてますね! (2018年6月19日 1時) (レス) id: bbdaff8623 (このIDを非表示/違反報告)
愛美(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2018年4月21日 20時) (レス) id: dde960ea55 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - めっちゃ面白いです! 更新楽しみにしてます! 頑張ってください! (2018年2月6日 20時) (レス) id: 1c3be86581 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 原哲也(ハラテツ)の小説も書いて欲しいです原哲也(ハラテツ)の小説も書いて欲しいです (2017年12月10日 16時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:塩かまぼこ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/naki06281/  
作成日時:2016年8月7日 18時

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