【Ｕ−１７日本代表】 白キ帝王と白ノ女帝。【新テニプリ】

番外編：夢主幼児化現象 ページ14

―――バシャバシャバシャ・・・


―――カシャカシャカシャ・・・





大量のカメラとスマホのフラッシュが点滅する。




そのフラッシュを向けられているのは小さいドレスを着た幼くなったA。

幼くなっても無表情だったが、眉間にはがっつり皺が寄っている。





白い台に座らされて黒い日傘付きで無表情を貫くその姿はなんとも不思議な物である。








一方でフラッシュを焚いているのは青学三年不二周介、立海三年幸村精市、

四天宝寺三年白石蔵ノ介、千歳千里、金色小春、氷帝学園三年忍足有士・・・である。



他にも撮っている人もいるが、特に連写しているという訳では無い。



実際、青学三年手塚国光、氷帝学園三年跡部景吾なんかは一〜二枚スマホで撮ってニヤけている。






幼貴女「・・・手塚さん、部長。


その表情は多分絵面的にアウトなので今すぐ表情筋引き締めて下さい」




幸村「あれ？さっきの感じは何処に行ったんだいA？」




幼貴女「・・・さっき？ さっきとは・・・・？」




手塚「・・・どうやら記憶は早い内に元に戻る様だな」


跡部「おい、それよりまだ乾は見つからねぇのか」






不二「A、話すのは良いけど、少しこっち向いてくれないかな？」





幼貴女「・・・・・・・・」


すくっ。




―――――スパァン！！






遂に耐え切れなくなったのか、幼くなったAが突如立ち上がり、傘を床に投げつけた。





幼貴女「もういいじゃないですか不二さん。どうして私なんですか・・・」


真顔で、尚且つこめかみに皺を寄せて不機嫌さＭＡＸで言ってのける。



不二「？何を言っているんだい、Aだからこそじゃないか」


さらり、誰もが見惚れるであろう笑顔でするりとかわす不二。

それに幸村も笑顔で同じような事を言った。




Aは思った。




・・・・本当にこの人達はテニス強豪校の人達なのであろうか、と・・・。






幸村「それにしても不二、乾ってこういう系の薬も作れるのかい？」

不二「さぁ・・・でも人を卒倒させる位の飲み物を作れるんだし、
現にAもこんなになってるし、作れるんじゃないかな」

幸村「そうか・・・解った有難う」





・・・・何かいけない会話を聞いてしまった気がします。
・・・嫌な予感しかしません。

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