【デュラララ！！×黒バス】破壊少女と天才ボーイ

20 本音 ページ22

Aサイド

・


A「…軽蔑……しないの…？」

ポロリ、と出た本音。


黒子君はキョトン、とした顔をする。


A「私、情報屋に追いかけられてて……

信頼してる黒子君にも 過去 を話して無かったんだよ！？」


あ、言っちゃった…！

思った時にはすでに遅く、黒子君は酷く驚いた顔をした。


A「ぁ、…その、ごめーー」

ごめんなさい、と私がいいかけたその時。

黒子「いいんです！」

黒子君の凛とした声が辺りに響いた。


A「ぇ？」

黒子「僕だって、Aさんのような、非日常のような『力』を持っていて

それでいて誰かに追われているなんて、そんなの、いくら信頼している人にも話せませんーー…」


A「黒子ーー…君……」


黒子「僕は貴女のことを軽蔑なんて、そんなことしないですし、それにーー………」

A「…？」

黒子君は私の手をつかむと、


まっすぐな瞳でこう、言った。

黒子「………僕、貴女の事が、好きです」

A「えっ………？」

黒子「だから、僕は、正直な気持ちで、いや本音で言うとーー…

Aさんの、過去を知れて嬉しいです」


とんでもない爆弾発言をした。

A「…、えっ、す、好きですって、その、私の事が…？」

黒子「はい。」


満面の笑みで淡々と言う黒子君。

A「私、こんな過去があるのよ？しかも、いいところ無いしーー…」

黒子「過去は過去です。それに、Aさんは気づいていないだけで、良いところはたくさんあります。」

A「黒子君ーー……」

心がポカポカしてくる。

だけど、、、

黒子「それに、僕はありのままのAに惹かれました。」

A「ーッ…」

どうしよう。


告白なんて初めてで、でも、私、えっと、えっと…！

A「黒子君、ありがとう…だけど、私、その、えっと…」


しどろもどろに言う私。

しかし黒子君は何も言わない。

それは、私が好きだから？


それとも、告白の返事を、分かっているから？


A「気持ちは嬉しいんだ。だけど、まだ恋愛とか、いまいち分からないの。」

黒子「…はい」


A「だから、ごめんなさい。」

素直にそういうと、黒子君はこう言った、

黒子「分かりました。なら、僕、

貴女のこと、全力で落としに行きます。

それで、絶対僕の彼女にして見せますよ？」


ーーッ…////

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