航海日誌12 ページ13
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｢…な、にを根拠に…｣
『ぱぱ、つらそうな匂いしてる』
｢は、んなわけあるか｣
Aとシャンクスが、食堂の入口で言い合いしているのを見てまだ元気なクルーが笑った。
｢お頭、諦めた方がいい。Aは頑固だぞ｣
｢お頭ァ、隠すほどのことでもないじゃあねぇか！！｣
ベックマンと、狙撃手、ヤソップがシャンクスにそう言うと、シャンクスはバツの悪そうに顔を背けた。
｢なんかかっこ悪ぃじゃねえか｣
『ふふっ、ぱぱはかっこいーよ！』
そう言って笑ったAに、今度こそシャンクスは照れるのだった。
＊
｢お前そんだけでいいのか？｣
『うん、もーおなかいっぱい』
｢そんなんだと大きくなれないぞー？｣
シャンクスは自分が食べていたリゾットを掬って、Aの口に持っていく。
が、Aは口をしっかり閉じて、顔をふいっと背けた。
｢ほら、食えよ｣
『やだ！食べるのすきじゃない！』
｢あっこら！待てA！！｣
何度かそれを続けていれば、ついにAは席を立って逃げ出した。
そして、この光景は毎食の恒例となるのだった。
＊
｢島が見えたぞー！！！｣
そんな掛け声が聞こえると、船室からぞろぞろとクルーが出てくる。
もちろん、その中にはAの姿もあった。
『島！いきたい！』
クルーの1人に支えられながら、舷でぴょんぴょんと跳ねるAを、周りも暖かい目で見守っている。
｢俺と一緒に行くかA！｣
｢いーや、俺と行くんだよAは！｣
｢お前らなんかより俺の方がいいに決まってらァ！！｣
そう、Aが乗船してから早数日
Aはとっくに船のアイドル、否、本当の妹のように愛されていた。
｢Aがお頭の娘なら俺らは息子か！？くっくっく｣
｢なわけあるか！ここは白ひげ海賊団じゃねーんだ｣
｢でも俺たちだってAとお頭と家族になりたいっすよ！！｣
｢……まぁ別に…お前らのことは大切な仲間だと思ってる…が｣
｢お頭ぁぁああああ！！一生着いてきますっっ！！｣
なんて会話があったとかなかったとかで、Aは公認の妹となっているのだ。
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ギザラス(プロフ) - テスト頑張って そして無事戻ってきてください (2020年7月2日 0時) (
レス) id: 1fe190bcff (このIDを非表示/違反報告)
果耶(プロフ) - テスト頑張っください！ (2020年7月1日 21時) (レス) id: ca4e14c205 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - オリ主ちゃんが可愛くて最高です(笑) 更新大変だとは思いますが、無理せずに頑張ってください。応援してます！！ (2020年6月30日 20時) (レス) id: 151caa4874 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - あの、私と一緒に合作しませんか？ (2020年6月15日 20時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ろりお(プロフ) - コクマさん» めちゃくちゃ嬉しい褒め言葉！！頑張ります〜！ (2020年6月15日 20時) (レス) id: 38c94b38d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白米 | 作成日時：2020年4月2日 0時
