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ゆりちゃんside

お昼休み、リスニングルームを覗いたけど藤ヶ谷先生はいない。

どこだろう。

他に先生が行きそうなとこは…

準備室を覗くと教材を片付けてる先生発見♪

「せんせっ♪」

「こら。生徒は準備室入るの禁止。」

先生の言葉を無視して鍵をしめた。溜め息をつく先生。

「舞原」

「ごめんなさい…Aちゃんのことで相談があって」

先生が近くに来てくれるように聞きづらい小さい声で話す。案の定、先生は近くに来てくれた。

「何?」

「Aちゃん、玉森くんに結構しつこくされて困ってるみたいで…」

「そうなんだ。」

「私によく相談してくるんですけど、私も男の子のことよくわからないからなんて言ってあげたらいいか分からなくて…」

「関わるなって言っておけばいいよ」

「もちろん言ってます…でも玉森くん、モテるし手離すのは惜しいみたいで」

「…ふ〜ん」

もう。食いつかないなぁ。

「私一人じゃ手に負えないから先生にいっぱい頼りたいんです」

「いいよ」

「でも夜に相談されることもあるし、その時に先生に相談したいなって…」

「次の日じゃだめなの?」

「でも先生いつも誰か女の子が近くにいるから学校じゃ話しづらいんです」

「電話したいってこと?」

やった!

「はい!」

「…広瀬は幸せだな」

「え?」

「こんなによく思ってくれてるお友達がいて」

冷たく笑う先生に、怖いけど吸い込まれそうに色っぽい。クラクラする。

「先生…」

先生の頬に手を伸ばすけど手を掴まれた。

「今携帯持ってないから、また今度な」

今度は教師の顔をして微笑む先生。

その笑顔をついうっとり見つめてしまう。

「…舞原は俺の味方?」

「えっ?」

味方って?

「色々協力してくれんの?」

協力って何を?まさかAちゃんとのこと?だったら絶対いや。

でも少しでも近づきたい。

「はい。ご褒美があれば」

「ご褒美、ね」

準備室の鍵を開けられてしまう。

「考えとくよ」

初めて頭をポンってされた!

「はいっ!」

やったぁ♪

先生大好き。

絶対、絶対手に入れたい。

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ayachoko(プロフ) - あずきさん» あずき様、まだ読んでいて下さって嬉しいです(T^T)実はこの後の展開にかなり迷ってます(>_<)可哀想すぎるかな、とか…(;_;)楽しみにして下さって感謝です!ありがとうございます(*^^*) (2017年4月16日 6時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - 相変わらずツッコミながら読んでます(笑)わーついに部屋に…!どうなるのでしょう。更新楽しみにしてますね♪ (2017年4月16日 0時) (レス) id: dc6b6c7204 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ayachoko | 作成日時:2017年4月10日 18時

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