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北山side

やべ。ちょっと言い過ぎたな。こんなんだから俺生徒に慕われねぇんだよな。

ついイライラしてしまった。

昨日見た感じだと広瀬は玉森に引っ張られてたし、こいつからなんかしたわけじゃないのはわかる。

けどなんでもっとちゃんと拒絶しないんだよ。

他に好きな奴がいるって言えばいいのに。

それにあのあと藤ヶ谷とどうなったかも気になる。

ずっと下を向いていたから顔を上げると目を瞑ってる広瀬。

…え?キスしろってこと?

急に顔が熱くなる。

いや、学校じゃやばいだろ。って違う。学校じゃなくてもヤバイ。

少し唇が震えてる広瀬。

女の子にこんなに頑張らせちゃダメだろ。

吸い込まれるように広瀬に顔を近づけた。

突然パチッて目を開ける広瀬に思わず仰け反った。

「そうですよね、すみません。私、気が利かないっていうか、すぐ人を傷つけちゃうみたいで」

えへへって笑う広瀬に違和感を感じる。

「広瀬?」

「今日なんか私、ゆりちゃんと玉森くん、二人も傷つけちゃったんです。そんなんだから嫌われるんですよね」

「いや、さっきのは…」

焼きもち妬いた、とは言えない。

「先生、私もう大丈夫です。迷惑かけちゃってごめんなさい」

頭を下げると走って行ってしまった。

「広瀬!」

やべえ。むっちゃ傷つけてんの、俺じゃん。

「…あー、もう」

どうすっかな。

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ayachoko(プロフ) - あずきさん» あずき様、まだ読んでいて下さって嬉しいです(T^T)実はこの後の展開にかなり迷ってます(>_<)可哀想すぎるかな、とか…(;_;)楽しみにして下さって感謝です!ありがとうございます(*^^*) (2017年4月16日 6時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - 相変わらずツッコミながら読んでます(笑)わーついに部屋に…!どうなるのでしょう。更新楽しみにしてますね♪ (2017年4月16日 0時) (レス) id: dc6b6c7204 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ayachoko | 作成日時:2017年4月10日 18時

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