【文豪ストレイドッグス】〇〇しないと出られない部屋に閉じ込められました。

チロルチョコゲームをしないと出られない部屋【太宰治】 ページ40

「…此れは此れは…」


目を覚ますと、チロルチョコの山を見て、感嘆している太宰さん。


『…おはようございます。』

「あぁ、Aちゃん。見て見給えよ。此の山。」

『此れで2回目だよ… 前は乱歩さんときた。』

「…もしや…此のお題もかい？」


太宰さんの指差した【チロルチョコゲームをしないと出られない部屋】の文字を見て、深く頷いた。


「…そうかい…」


少し不機嫌そうになった太宰さん。


『…取り敢えずやります？』

「あぁ…」


チロルチョコを1つ持ち、近づいてくる太宰さん。 私が立つと、太宰さんの手が私の腰に回ってくる。

軽く抱きしめられるような形になれば、太宰さんは、チロルチョコを口に含み “甘い。” と文句を溢した。

顔が近づいてきて、キスが始まる。

舌が入って来る感覚に、後ずさろうとする。 そうすると、腰に回っていた手に力が入り、二人の距離が縮まった。

口に入ったり出たりするチョコの味。 暫くして、無くなると、太宰さんはキスを止め、艶っぽい唇を見せた。



【ｶﾞﾁｬﾘ】



『…死ぬかと…！』

「心中出来るなら、良いかも知れない。」

『…な…！』


閉じ込めた犯人を恨みながら、部屋を出た。







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チロルチョコ食べたくなりますな。

まんじゅうねこさん！リクエストありがとうございました(*＞∀＜)

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