Windflower〜ダイヤのA〜 2

50話 ページ1

春ちゃんが柚乃を無視しだして3日目

そろそろ柚乃も限界かな

あきらか笑顔が少なくなった



A「そろそろちゃんと話した方がいいんじゃない？」

柚乃「話聞いてくれないんだもん」

A「それは要件言わないからじゃない？
ちゃんと2人きりで時間作って話した方がいいよ

私も迷惑なのよ？
春ちゃんと話す度に亮ちゃんがすっごい目で見てるんだから」

柚乃「明日ちゃんと話てみる」

A「それがいいよ」





ーー次の日、夜ーー

柚乃が春ちゃんを呼び出した

私は影から見守る

春ちゃん、ちゃんと来たんだ

それだけでも偉いと思う

春市「なに？」

柚乃「なんで春市怒ってるの？」

直球で聞いちゃうのね

春市「自分で考えれば？」

柚乃「分かんないから聞いてるんだけど」

春市「なら、ヒントをあげる
合唱部のコンクールの日」

柚乃「コンクールの日？」

春市「そう、ちゃんと考えてね
僕、自主練行くから」

柚乃「まっ待って！」

歩き出す春ちゃんの腕を掴む柚乃

春市「自分で考えて答えが出たら教えて」

そう言うと掴まれた腕を振りほどいて春ちゃんは立ち去った

その場に残された柚乃は泣いてはいないものの分からないといった表情

頑張って考えるんだ

春ちゃん別れる気はないみたいだから頑張れ柚乃

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