【カゲプロ】大好きだった貴方たちへ――・・・～歪愛編－５人狂ー～ (ページ2)

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第１夜目　裏切り１ページ2

セトside

セト「どうしてっスか！！A！！」

周りには、キドが倒れているカノを見て泣き叫んでいる

目の前には、一切の光が無い目でこちらに銃口を向けてくるA。

時は、数分前にさかのぼる

～数分前～

俺たちは、いつものように夕食を食べ終えた。

貴「皆、聴いてくれる？」

Aの声に皆がいっせいに振り返った

貴「あのね、私・・・皆のこと大好き。大好きだったよ」

今にも泣き出しそうな、堪えているような顔で笑うA。

キド「何今更そんな事言ってるんだよｗ」

貴「今、しか無いの・・・・」

シンタロー「お前、さっきから何言って((貴「だから・・・私の事、嫌いになって？忘れて？近付か

ないで？」

Aの表情を見た。赤い目をこちらに向けていた。しかし、その目には一切の光が宿って無かった

カノ「っ・・・Aちゃん！！」

カノが叫んで、近寄ろうと足を１歩踏み出そうとした瞬間

そう、瞬間・・・・

バァァァン

何かが破裂するような音が聞こえた

カノ「か・・・はっ、A、ちゃ・・・？」

そう言って倒れるカノ

Aを見ると、手には一丁の黒く光る拳銃があった

暫くの状況が読み込めなかった

しかし、キドはカノに近寄り力が抜けたようにカノのそばにしゃがみこんだ

キド「おい、バカ・・・・カノ、か、修哉！！目を開けろ！！おい！開けてくれ・・・頼むか

ら・・・」

震える声でカノを揺するキド。目からは大量の雫が溢れていた

そう、これが数分前の出来事

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貴「・・・・」

無言で、次に銃口を向けたのは・・・・モモさん

モモ「え？・・・・」

シンタロー「っ！？・・・・」

バァァァン

２発目の銃声が轟いた

俺達が見たのは、シンタローさんがモモさんをかばって倒れていくところ

モモ「・・・・お兄ちゃん？・・・！？お兄ちゃん！！しっかりして！！」

モモは、泣きながらシンタローに必死に呼びかけた

バァァァン

バァァァン

３，４発目が同時に轟いた

視界から、マリーとモモさんが倒れていくのが見えた

セト「っ！？・・・マリー、モモさん！？」

クロハ「何だ？・・・あの蛇の色は・・・血？いや、血より、黒か？」

クロハが困惑していると、Aは何のためらいもなくクロハを撃った

コノハさんには、大量の銃声を浴びせていた

そして、最後・・・