鬼が十一匹 ページ12
朧目線
「頭が失踪した」
そう伝えられた時頭がまっしろになった
「暗殺任務を放棄し標的の逃亡を手引きした疑惑が多数上がっていたが査問会を前に姿を消した」
「承知の通り脱退は御法度処分対象だ。その旨心して捜索にあたれ」
「先生…ッA…ッ」
あの後慌てて荷物を纏め、先生達を探しに出た
「ハァ…ハァ…」
先生達…一体どこに…ッ
すると上から声がした
「おや?ようやく
この声は…
「先生!!A!!」
木の上にはニコニコと笑っている先生と金平糖を食べているAがいた
「呑気になにをやってるんですか!!今組織がどうなっているか…」
「これ位やらないと君を外にはおびき出せないでしょ
結局 君を
「!!先生まさか…」
俺のせいでこんな…
「いえ
君が来る以前から悪巧みはしてましたからね。
でも決心がついたのは君のお陰かもしれない」
「死しても償えぬ罪があろうとも
私には生きて諍い続けることは出来る。
私も戦いたいます私の中の
そういう先生はどことなくすっきりしたような顔をしていた
「で…でも私のせいで先生は組織の追手に…」
そういうと先生はAを連れて木から下りた
「それは君も一緒
君を奈落の一員と数えてるひとがいればですが
でもこちらにはちゃんと一員として入れてますよ」
「約束したでしょ
一番弟子は君だって」
そういうと先生はいつものように笑った
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作者名:ヘアリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/
作成日時:2019年2月22日 21時