あたおか組は冒険をするようです〜お化け屋敷編〜 (ページ27)

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その27（お化け屋敷・本編）ページ27

カンナ視点

残すところ一番大きいと思われる一番奥の部屋だけになった。

相変わらずつばめは霙に引っ付いている。

ドアの前にたどり着くと不思議な穴が開いていて、そこには『罪人を前にし進め』と書かれていた。

「なんこれ」

雫「最初の部屋でひろったやつじゃない？あのへんな形のやつね」

霙「あー、これか。入れるよ？」

「はーい」

霙「ちょっとさ、これ入れにくいから離れてくれ」

そう言うと素直に離れたつばめ最初からそうしていればよかったのに

霙が金属の部品を入れるとドアがゆっくりと開いた

そこに指示通り雫から入って、霙、私とつばめという順で入った。

すると上から金属音がし、上を見てみるとそこには大きな檻が落ちてきていた

雫「カンナ下がって！」

とでかい声で言われ、私にくっついていたつばめも一緒に下がった。

よく見ると私達がいたところに檻の枠の部分があり、私もつばめもさすがにビビっていた

霙「これはまぁ同意書書かせるわな」

雫「これ当たってたら死んでたな。」

そうコメントする二人は檻の中に閉じ込められている。

「これどうすんの？」

雫「さあ？」

「やけに他人事だな！」

雫「だってもう人ごとにするしかなくない？」

現実逃避をしている雫。

辺りをきょろきょろと見まわす霙。

「どーしたんだい？ついに幻覚でもみはじめた？」

霙「お前なぁ」

とため息をついてから壁を指さして

霙「あれ読んできて。つーか音読して。」

と言ってきた。何があるのか見てみるとまたも張り紙がされていた。暗い‼‼

雫「はよ読んでもろて」

そうせかしてくる雫

つ「多分だけど『問いを解いてこの檻から脱出せよ』って書かれてる」

霙「ふーん」

雫「よくやった！」

謎に上から目線の言葉をもらった。