少女の過去、傷 ページ10
雪村side
斎「………永倉達の過去が知りたいようだな」
2人が去っていく後ろ姿を見ていると斎藤さんにそう言われ驚いた……が、頷いた
確かに知りたかった、でも知っちゃいけない気がした
雪「……私が……知っていいのかなって思ってしまって……」
そう呟くと今までAさんが帰ってきたということで、喜んでた皆さんの顔が暗くなった
沖「………実はね、彼女達の過去の話は誰も知らないんだ」
藤「極めつけはあの首の傷
なんとお兄さんのしんぱっつぁんですら知らないんだ」
その事実を聞き、絶句した
そして彼女のまとう雰囲気を思い出し納得した
あの固くも優しく遠ざけるような雰囲気は自分の知られてはいけない過去を隠すためなのだろう、と
それは………私と同じ
土「彼奴の口から話したい時に話させりゃいい……そう思っていても中々その機会がなくてな」
ため息混じりにそう呟く土方さんはとても辛そうな顔をしていた
理由は容易に想像できた、きっと彼女達が背負ってきた辛い過去を共にしたいのだろう
土方さんだけじゃなくきっと皆も……
私はそう思い出て行った襖を見て、彼女の後ろ姿を思い出した
その姿はとても美しく、冷たく___そして、折れた刀のように過去を思い出し未来を諦めてるように見えた
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月夜(プロフ) - ひぇっ、ありがとうございます!報告ありがとうございます…治してきます(汗)はい、気長に待っていてくださいませ、頑張ります! (2020年2月6日 18時) (レス) id: 3003a1c972 (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - 初めまして( ´ ▽ ` )薄桜鬼大好きで♪感情移入しながら楽しく読ませて頂いております☆ただ、誤字脱字が少ないですがございましたので^^;御報告させて頂きますね。それではこれからも更新を楽しみにしております(*^^*)頑張って下さいませ(*^▽^*) (2020年2月6日 18時) (レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月夜 | 作成日時:2019年1月24日 23時