少女と神 ページ6
夢主side
『………っ……』
ミシミシと音がなり、骨1本1本にヒビが入っていくのがわかる
相変わらず力が強い、でも仕方ない
「………っち、今日も邪魔が入ったか」
そういえば、締め切った部屋ではありえない風が吹き
「………早くAから手を離せ、タケミナカタノカミ」
1人の女性、否、1柱の女神様が立った
タケミナカタノカミと呼ばれた男神様は私の首から手を離し、舌打ちをしてから風と共に消えた
「……大丈夫かえ?
来るの遅うなって…すまんなぁ」
『そんな……助けて貰って早くなんて思っていません
ありがとうございます、クシナダヒメノミコト様』
女神様は私に笑いかけると「スクナヒコナ」と向こうむいて呼んだ
「はーい、ただいま」という声と共にまた風が吹き、背が低めの男神様が1人降り立った
「あちゃ、まーた1段とやられたねぇ
骨、元に戻すよー」
首に手を触れられるとそこから暖かな光が溢れ、ひび割れた私の骨が修復される
光が止めば、今先刻まで痛かった首が普段通り動かせるようになった
『本当にありがとうございました、スクナヒコナ様』
「いいんだって!!俺の代理人のお前が助かるようにするのも、俺の役目だからな!」
そう笑うスクナヒコナ様に私も笑顔が漏れる
今の生活が辛い訳では無い
けど、私はそれでも良かった
そう、今日までは
「………あー、やっぱり来るよな」
「そりゃ、新八さんのあんな顔、見続けれないもんね」
__________
軽く紹介
タケミナカタノカミ:武神
クシナダヒメノミコト:ヤマタノオロチに食べられそうになったお姫様(神様です)
スクナヒコナノカミ:温泉、医業等の神
19人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月夜(プロフ) - ひぇっ、ありがとうございます!報告ありがとうございます…治してきます(汗)はい、気長に待っていてくださいませ、頑張ります! (2020年2月6日 18時) (レス) id: 3003a1c972 (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - 初めまして( ´ ▽ ` )薄桜鬼大好きで♪感情移入しながら楽しく読ませて頂いております☆ただ、誤字脱字が少ないですがございましたので^^;御報告させて頂きますね。それではこれからも更新を楽しみにしております(*^^*)頑張って下さいませ(*^▽^*) (2020年2月6日 18時) (レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月夜 | 作成日時:2019年1月24日 23時