残酷な現実 ページ33
夢主side
勿論、兄様を庇うこともそのうちの一つだったのは事実
でも、他にもあった
例えば、お母様から知らされたあの言葉
例えば、お父様が示したあの態度
そして……神獣様の優しい温もりから感じた、自分の身体のこと
『兄様が知らないことを私は知ってる、だって、私は…兄様以上にこの職に身を置いていたから』
伏せていた目を開き…少し突き放すような言い方で「だって、兄様は私が苦しんでたのも知らなかったんだもの」と笑った
……見捨てて欲しかった、このままだと兄様の負担にしかならない、そう思ってしまった
それが嫌だった、私が負担になるのは…邪魔になるのは…嫌だった
目を閉じ、もう一度…きつく当たろうと息を吸った時だった
「馬鹿者！！そんなことを言って新八を傷付けるだけで済まぬぞ！？」
はっとする、そして……どうして出てきてしまったのと思ったと同時に嬉しくなった
私の腕を掴む白く細い手と逞しいしっかりとした男性の手、そして…2人分の衣
スクナヒコナ「もー、いい加減にしてよね…、君も君のお兄ちゃん含めみーんな意地っ張りで少しも他人の話聞こうとしないねぇ」
クシナダ「……辞めよ、A
そんなことをして…何が産まれる？
其方が望んだことになるかぇ…？」
『……でも、見捨ててもらわないと…私…だって私、もう分かってるんです…』
ぽそりと呟く、2柱は意味がわかったのか驚愕の顔で見てきた
わかってない皆に私は…心の中で父様と母様に謝罪をしつつ弱々しく微笑んだ
『……私、貰った神様の力を急に奪われたし…何度か建御名方神様対策でクシナダ様にこのお身体をお貸ししたから…もう、長くは生きれれないんです…』
……兄様の方を見たくなかった
だって＿＿＿こんな事実、傷付かないわけが無いから
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月夜(プロフ) - ひぇっ、ありがとうございます！報告ありがとうございます…治してきます(汗)はい、気長に待っていてくださいませ、頑張ります！ (2020年2月6日 18時) (
レス) id: 3003a1c972 (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - 初めまして( ´ ▽ ` )薄桜鬼大好きで♪感情移入しながら楽しく読ませて頂いております☆ただ、誤字脱字が少ないですがございましたので^^;御報告させて頂きますね。それではこれからも更新を楽しみにしております(*^^*)頑張って下さいませ(*^▽^*) (2020年2月6日 18時) (レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2019年1月24日 23時
