決意 ページ29
永倉side
千鶴ちゃんと一緒に掌に乗せられた管狐を見て総司は可愛いとはしゃぐ__計画通りだ
周りも見る為に集まる、一気に人混みが出来上がった
永「おらおら、そんな集まったらくーが怖がるだろ」
困った、そう思い言うと皆が少し離れる、そう少しだけ
まぁそれならいいかと思い管狐のくーを俺の手の上に乗せた
くーを軽くつっつけばくすぐったかったのかふるりと震え、けれどしっかりと俺の手に捕まった
沖「ね、その子何?どうするの?」
興味津々とでも言うのか、総司は食い付いてくる
これが切り札__上手く行けばきっと、そう思ってくーに「ごめんな、頼む」という
永「此奴と対になる管狐がいる、其奴の名前はこん、Aが可愛がってる管狐だ」
その一言で皆がその続きを察する
まぁそうなるよな、と思って間を置いて推測を伝えた
永「こんは主人であるAのことをとにかく好きでいた、だから心配でついて行ったはずだ……確認したがこんが入っていた籠は空だった
そんで、くーはこんと離れても意思疎通ができる……二匹がうまい事話してくれたら…」
土「……Aの居場所を探ることも出来る、と」
土方さんの考えに「あくまで予想、だけどな」という
確かにこれなら確実だろう……が、俺は行けない
何故なら妹にあんなことを言ってしまったから
__……なんで俺には頼らないんだ?そんなに、頼りない兄か……?確かに、俺は馬鹿で阿呆でどうしようもないくらい何も考えない能天気なやつで……でも…妹を守りたいって気持ちは……__
あの後、彼奴は泣いていた
俺が行くべきじゃない……そう思っていると
沖「新八さんが行きずらいなら僕が行ってもいい?」
総司の明るくもしっかりとした声が広間内に響いた
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月夜(プロフ) - ひぇっ、ありがとうございます!報告ありがとうございます…治してきます(汗)はい、気長に待っていてくださいませ、頑張ります! (2020年2月6日 18時) (レス) id: 3003a1c972 (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - 初めまして( ´ ▽ ` )薄桜鬼大好きで♪感情移入しながら楽しく読ませて頂いております☆ただ、誤字脱字が少ないですがございましたので^^;御報告させて頂きますね。それではこれからも更新を楽しみにしております(*^^*)頑張って下さいませ(*^▽^*) (2020年2月6日 18時) (レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月夜 | 作成日時:2019年1月24日 23時