姫巫女【薄桜鬼】

日常 ページ3

千鶴side

平「あぁ！？しんぱっつぁん！！」
永「はっはっは！！この世は弱肉強食よ！！」

今日も繰り広げられる、永倉さんと平助君のおかず争奪戦
いつものご飯が2人のおかげ(？)でにぎやかになる
勿論、この後の流れは

土「お前ら、ちったぁ静かに飯が食えねぇのかぁぁ！！」

………土方さんの挙骨だが
残りの人と一緒に笑っていると、屯所の入口から人の声が聞こえた

雪「私が出ますね」

そう告げ、向かうと文を持った男性が立っていた

男「届けもんだよ、確かに渡したからね」
雪「……は、はぁ……」

男性は私に文を渡し帰っていった
誰宛だろう、と思いつつ広間に戻ると原田さんに「おかえり」と言われる

沖「……何持ってるの？」
雪「文ですが……誰宛かわからなくて……」

一緒に入っていたのか、組紐が中から出てきてしまった
それを拾い見てみると、深緑の組紐で永倉さんの首につけているあの飾りを連想させられた
すると

永「……お、それ俺宛だな」

と言い、永倉さんは私から文を取った
何を見て自分のと判断したのかと思っているとそれを感じ取ったのか、永倉さんはこちらを見て笑った

永「妹との文通でな、名前を書いたら拙いだろうと思って文にこの組紐を同封することにしてんだよ」

成程、それなら確かにわかりやすいしバレにくい
永倉さんが自室へ戻るのを見ながら私はふと、平和だと思った

＿＿＿＿＿これが私達の日常

日常→←＿＿＿

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す