【鬼灯の冷徹】恋する相手は腐女子の第2補佐官!? (ページ44)

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勘違いからの真実ページ44

これは翌朝の出来事

AM5時
私は普段と同じように起床しました
そして布団を並べた隣で寝ているであろう鬼灯様を見るといない

きょろきょろと辺りを見回しながら立ち上がろうとした時
ふと部屋の前で声がするのに気づいた

耳を澄ませると鬼灯様と白澤さんの会話のようだった
盗み聞きって一般的に良くないじゃん？
でもみんなするよね
だから私もするわけですよ

音を立てないように気をつけながら入口まで行って聞いていました

白澤「だ、だからさぁ…その…す、す…」

鬼灯「全くあなたは。はっきりなさい。だいたい言うことは察しています。」

白澤「なら…!」

鬼灯「ですが、あなたは察してもらった程度でこのことを進める気ですか？気持ちをしっかり自ら口にしてこそあなたの決意は現れるのですよ」

白澤「……っ、好き…なんだよ。この気持ちは僕が普段女の子と遊んでる時に使う言葉よりもっとちゃんとした一途の意味を兼ねてる」

鬼灯「言えるじゃないですか。まぁ、あなたにしては珍しいですが、それがまた信憑性があるんですよね」

あの話の途中すいません、ほんとすいませんね
え、BLの話!?ついに告白しちゃった!?
ここにきてまさかの!?
鬼灯様、白澤さんに好意寄せられてるの気づいてて告白させたの!?
すっごいカッコイイんですけど!?
あ、いやでもね…まだ盛り上がるの早いですよね
2人が成立してから顔合わせて初めておめでとうですもんね
おっけいです。はい、次行きましょう。

白澤「う、うっせぇな…ていうかお前もなんだろ。好きなんだろ？」

鬼灯「え」

白澤「なに？僕だけに言わせる気？そういう奴だっけ鬼灯？」

鬼灯「そうですね」

白澤「あ、いやごめん。ごめんなさい。前言撤回するからお前も言って」

鬼灯「ええ。まぁ。自覚したのは遅かったですが。好きですよ。気持ち的にはあなたに譲れない以上に」
白澤「はっwなめんなよ。一途になったタラシは最強だからな!!」
鬼灯「自分で言うんですか。まぁ、いいwどうせ足元にも及ばないw」

白澤「じゃあ競おうか」鬼灯「ええ。」

ついに鬼灯様言ったーー!!!!!!!
いやーおめでとうございます!!

あーもう盗み聞き終わっていいかな
やりきったわ〜
あ、じゃあもうちょい寝たフリしといた方がいいかも
うんうん
あー素晴らしい朝をありがとう
よーし二度寝二度寝〜

そして振り返り布団に戻ろうとして私は聞いてしまった

鬼灯、白澤「どちらがAさん/ちゃんを振り向かせられるか」

え……？